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データセンター向けの光インターコネクトを開発する創業2年目のスタートアップ、Lumilensが、企業価値55億ドル(約825億円)で7億ドル(約105億円)超を調達した。米Wall Street Journal(WSJ)が6日(現地時間)に報じた。

報道によると、今回の資金調達はAtrades Management、Bain Capital Ventures、Meritech、Seligman Ventures、Spark Capitalが主導した。累計調達額は9億ドル(約135億円)を超えた。

Lumilensは社名を明らかにしていない大手ハイパースケーラーのデータセンター向けに製品出荷を開始した。契約規模は今後数年間で数十億ドルに達する見通しという。

データセンターでは、GPUの搭載拡大に伴い、プロセッサー間で大量のデータを高速にやり取りする必要性が高まっている。Lumilensは、電気信号を使う銅配線に代えて光でデータを伝送する光インターコネクトにより、この課題の解決を目指す。

現在、GPU接続は主に銅配線に依存している。銅配線は低コストで信頼性も高い半面、伝送距離が伸び、データ量が増えるほど効率が落ちやすい。

光技術は以前から銅配線の代替候補とみられてきたが、コストの高さが導入拡大の障壁になってきた。

Lumilensの最高経営責任者(CEO)、アンカー・シングラ氏は「光デバイスは銅より数倍高価で、性能向上が大きくなければ採用の理由を見いだしにくい。銅は今も圧倒的に安く、今後もその状況は変わらない。この差を埋めることが目標だ」と述べた。

こうした課題を踏まえ、Lumilensはチップ設計だけでなく製造にも力を入れている。

同社は、サーバーラック間を接続する「スケールアウト」向けと、1ラック内でチップ同士をつなぐ「スケールアップ」向けの光製品を開発している。最初の製品となる光トランシーバーは、電気信号を光に変換し、光ファイバーでデータを伝送する小型装置だ。すでにハイパースケーラー向けに出荷しており、独自のAIチップと組み合わせて使われているという。

WSJは関連動向として、2017年設立のLightmatterが2024年に企業価値44億ドル(約660億円)で8億5000万ドル(約128億円)を調達したことも紹介した。また、2020年設立のCelestial AIはLumilensと同様の取り組みを進めた後、2月にMarvellに32億5000万ドル(約488億円)で買収されたとしている。

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