月足の移動平均線、RSI、フィボナッチ水準の重なりが焦点(画像=Reve AI)

XRPで、長期弱気サイクルの終盤入りを示唆するシグナルが再び現れたとの見方が出ている。過去の主要な安値局面で確認された月足ベースのテクニカルパターンが、足元でも重なっているためだ。

Decryptが8月5日(現地時間)に伝えたところによると、XRPは7月の月足を50期間移動平均線(1M MA50)を下回って終えた。月次終値が1M MA50を2カ月連続で下回ったのは、2024年6月以来という。

市場では、このシグナルを単なる弱気継続ではなく、過去の長期的な底打ちプロセスに近い動きとみる向きがある。XRPは2024年にも長い蓄積局面を経て、力強い上昇サイクルへ移行した経緯がある。

足元の月足構造は、2021〜2022年の弱気相場との類似も指摘されている。当時のXRPは1M MA50を割り込んだ後、長期下落チャネルの終盤を経て底打ちし、その後は反発基調へ転じた。今回も同様のパターンをたどる場合、次の主要サポートは1M MA100近辺になる可能性がある。

一方で、最終的な安値がさらに下の水準で形成される可能性を指摘する分析もある。長期フィボナッチ上昇チャネルと月次RSIを基準にすると、XRPはなお調整を経てから本格回復に向かう余地があるという。特に月次RSIは、過去の長期底値局面で強い買いシグナルとなった安値を結ぶトレンドラインに再接近しているとされる。

2020年と2022年にも、XRPは同水準帯で長期の買い場を示した。2022年はRSIがトレンドラインに直接接触しなかったものの、その後の横ばい推移を経て安値圏で買い局面が形成された。今回も同じ流れとなれば、今後3〜4カ月は追加調整、もしくは横ばい圏での推移が続く可能性がある。

想定される最終的な下値レンジとしては、0.80ドルから0.65ドルが挙げられている。この価格帯は、1M MA100と1M MA150に加え、長期フィボナッチ・リトレースメントの水準を踏まえたものだ。とりわけ0.65ドル近辺は0.618のフィボナッチ水準に近く、過去のサポート帯とも重なるという。

実際、XRPは2022年6月の安値局面でも、類似したフィボナッチ水準で底を付けた。今回も相場が同水準帯を試す展開となれば、長期投資家にとっての買い場として意識される可能性がある。

ただ、上昇トレンドへの回帰には長期レジスタンスの突破が欠かせない。足元のXRPは高値を結ぶレジスタンスラインに上値を抑えられており、この水準を明確に上抜けるまでは、本格的な強気転換と判断しにくいとの見方が多い。

逆に、長期レジスタンスの突破に成功すれば、次の強気サイクルが始まる可能性もある。分析では、XRPが2022年以降と同様に長い上昇局面へ入る余地があるとして、初期の強気目標を約6ドルとしている。

総じてみれば、足元のXRP相場は追加下落リスクと長期の買い機会が併存する局面といえる。短期的には0.65〜0.80ドルのサポート帯を維持できるかが重要で、長期的には主要レジスタンスを突破できるかどうかが次のサイクルの方向性を左右しそうだ。

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