Shiba Inu(SHIB)に、短期的な反発を示唆するテクニカルシグナルが点灯した。日足では23日移動平均線が50日移動平均線を上抜けたが、トレンド転換を見極めるには0.00000503〜0.00000518ドルの抵抗帯を明確に突破できるかが焦点となる。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが5日(現地時間)に報じた。TradingViewの日足チャートでは、SHIBで23日移動平均線が50日移動平均線を上抜ける「ミニ・ゴールデンクロス」が確認されたという。
8月の閑散相場のなかで、短期的に売り圧力が和らぎ、買いが主導権を取り戻しつつある点に市場の関心が集まっている。足元では0.000005ドル近辺で出来高を伴って推移しており、次の方向感を探る局面とみられている。
もっとも、上値にはなお明確な抵抗がある。市場が注目するのは、200日移動平均線が位置する0.00000503〜0.00000518ドルのレンジだ。この水準を上抜き、価格が定着しない限り、本格的なトレンド反転とみなすのは時期尚早との見方が出ている。
下値の節目としては0.00000446〜0.00000448ドルが意識される。この水準を下回れば、今回の強気シグナルは打ち消される可能性がある。売り圧力が再び強まれば、SHIBが直近安値を再び試す展開も想定される。
今回の反発が注目される背景には、SHIBがこれまでの季節性と異なる値動きを見せていることがある。通常、8月の平均リターンはマイナス0.55%で、軟調もしくは横ばいの傾向が続いてきた。しかし足元のSHIBは4.11%上昇している。第3四半期の上昇率もすでに16.7%に達し、過去平均の約7倍の水準となった。6月に24%急落した後に見られがちな長期のもみ合いも、今回は確認されていないという。
市場では足元のシグナルを巡り、3つのシナリオが意識されている。強気シナリオでは、SHIBが出来高を伴って0.00000518ドルを上抜ければ、上昇基調が強まり、200日線近辺での値動きが一段と注目される。この場合、歴史的な平均リターンが71.2%とされる第4四半期への期待が再び高まる余地がある。
一方で、買いの勢いが続かなければ、月末まで0.0000045〜0.0000050ドルのレンジで推移する可能性もある。このケースでは、ボラティリティが第3四半期特有の低水準に戻る公算が大きい。
最も弱気のシナリオは、今回の反発シグナルがだましに終わるケースだ。売りが再び強まり、0.00000446ドルの防衛ラインを割り込めば、ミニ・ゴールデンクロスの示唆は弱まる。その場合は、反転時期として言及されてきた10月まで方向感の乏しい展開が続く可能性がある。
結局のところ、今回の焦点は短期的なテクニカル反発そのものではない。数年にわたる季節性の統計に逆らい、上昇基調を維持できるかどうかが問われている。今後数日間は、200日移動平均線近辺でどちらに放れるかが、8月の値動きと第4四半期への期待を左右するポイントとなりそうだ。