AI学習データのイメージ写真=Shutterstock

放送通信委員会と韓国電波振興協会(RAPA)は8月5日、放送映像のAI学習データ117万5800件を公開すると発表した。韓国知能情報社会振興院(NIA)の「AI-Hub安心区間」を通じて、教育・研究用途で提供する。

公開対象は、韓国の文化や情緒を反映した放送映像ベースのAI学習データ。映像・画像の理解と説明、背景・人物・オブジェクト生成、制作環境の高度化の3分野10類型で構成される。

主な内訳は、放送映像の画像キャプショニングが29万4906件、動画キャプショニングが21万7587件、K-コンテンツ映像理解データが3万7940件。

このほか、韓国らしい背景・オブジェクト生成データ12万8689件、韓国の感情表現を反映した人物生成データ9万6991件、K-コンテンツ人物ペルソナ生成データ9万5446件も含む。

制作環境の高度化分野では、K-コンテンツ向けのビジョン言語モデル(VLM)データ4万3604件、書体生成データ15万1334件、字幕生成データ8万6350件を公開する。

放送映像はAI学習データとしての需要が高い一方、知的財産権や肖像権、著作隣接権などの問題から利用には制約があった。放送通信委員会は、今回の公開によって、開発者が放送映像を活用したAIモデルの研究に取り組みやすくなるとみている。

データは「AI-Hub安心区間」で利用できる。安心区間は、セキュリティー管理下でデータを活用できるよう整備された環境で、事前に利用申請と承認手続きを経れば無料で使える。

放送通信委員会のチョン・ジヒョン放送メディア振興局長は「放送映像は、韓国の文化や情緒、高度な制作技術と専門性が集約されたAI産業の中核資産だ」と述べた。その上で「さまざまな産業分野で放送映像を活用できるよう、高品質なAI学習データを継続的に構築し、公開していく」とした。

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