BlackRock(写真=Reve AI)

資産運用大手のBlackRockが、1億1143万ドル(約167億円)相当のビットコインを追加購入した。現物ビットコインETF市場が純流入に転じた直後の動きで、市場では機関投資家の需要拡大を示すシグナルとなるか注目が集まっている。

4日付のブロックチェーンメディアU.Todayによると、今回の買い増しは、現物ビットコインETF市場が資金純流入に転じた取引日の直後に確認された。

オンチェーンデータでは、現物ビットコインETF市場に新たに流入した資金のうち、BlackRock関連への流入比率が最も高かった。市場全体では直近取引日に1億7000万ドル超(約255億円)の純流入を記録し、BlackRockはその大きな部分を占める形で、数時間のうちに約1億1143万ドル分を買い付けたという。

この動きは、ビットコイン相場が日中に一時上昇するなかで現れた。市場では、BlackRockの買い増しが機関投資家需要の強さを改めて示すものかどうかに関心が集まっている。

一方、BlackRockの売買動向が一方向に偏っているわけではないとの見方もある。同社は定期的にビットコインを買い増す一方で売却も行っており、市場参加者の評価は分かれている。

8月相場の行方も焦点の一つだ。過去には8月はビットコインが軟調になりやすい月とされ、2022年以降は下落基調が続いた。ただ、ビットコインは4日時点で1.37%上昇しており、今月は比較的堅調な滑り出しとなっている。

市場の反応を左右するのは、BlackRockの購入規模と資金流入の集中度だ。現物ビットコインETF市場全体が純流入に転じた日に、新規資金の多くがBlackRockに集まったことで、機関投資家マネーが依然として大手運用会社に集中している構図が改めて浮き彫りになった。

短期的には、BlackRockが追加購入を続けるかどうかに加え、ビットコイン価格の反応が注目点となる。ETF経由の資金流入が継続するか、またビットコインが8月の軟調傾向を脱するかが、今月の相場を左右する材料として意識されている。

今回の買い増しは、現物ビットコインETFを通じた機関投資家マネーの流入が再び活発化するなかでも、大手運用会社の市場への影響力がなお大きいことを示した。今後は、BlackRockの追加購入の有無に加え、資金流入が他の運用会社にも広がるかどうかが焦点となりそうだ。純流入が特定の商品にとどまらず市場全体に波及すれば、ビットコイン相場の一段高につながる可能性がある。

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