XRP Ledger上の現実資産(RWA)保有者数が、直近1カ月で25.16%増加した。Rippleが機関投資家向けのトークン化資産インフラ強化を進める中、関連指標の改善が目立っている。ブロックチェーンメディアのU.Todayが4日(現地時間)に報じた。
足元では、XRP Ledgerのトークン化資産市場に持ち直しの動きが出ている。Rippleは数日前、XRP Ledgerのインフラ高度化に向け、主要2社に新たに出資したと発表した。
Rippleは、今回の投資をブロックチェーン上での機関によるトークン化資産導入を後押しする施策と位置付けている。XRP Ledgerを機関金融とRWAトークン化の主要基盤として確立する狙いから、資本市場分野での展開を広げている格好だ。
こうしたインフラ投資とネットワーク拡張が並行して進んだことで、保有者数の増加につながったとみられる。データによると、現在は1000超の開発者と企業がXRP Ledger上でサービスを構築している。
XRP Ledgerは、企業利用に耐える信頼性と拡張性、コスト効率の高い取引基盤の整備を進めているという。
一方、ステーブルコイン分野では異なる動きが出ている。RWA保有者が大幅に増えた半面、XRP Ledgerのステーブルコイン市場では明確な回復基調は確認されなかった。
同期間のステーブルコイン時価総額は9.04%減の9億140万ドル(約1351億円)だった。保有アドレス数は直近30日で0.92%増え、6万240件を超えた。
時価総額が縮小する一方で参加アドレスは増加しており、XRP Ledger内でもトークン化資産とステーブルコインとで回復のペースに差が出ていることがうかがえる。
今回の動きは、XRP Ledgerの拡張戦略が短期的にはRWA分野で先行して成果を上げていることを示している。ただ、ステーブルコイン市場については、なお本格反転局面に入ったとみるのは難しい。
今後は、機関導入の拡大が実際の資金流入につながるかに加え、RWAでの改善がステーブルコイン分野にも波及するかが焦点となる。