ビットコインのイメージ(写真=Shutterstock)

Transform Ventures創業者のマイケル・ターピン氏は4日、ビットコインはなお底入れを確認できておらず、現在の水準から約30%下落して4万3500ドルまで下げる可能性があるとの見方を示した。

Cointelegraphによると、同氏は、ビットコインが2025年10月に付けた最高値12万6100ドルから66%下落するシナリオもあり得ると述べた。

ターピン氏は、ビットコインがすでに時価総額の約半分を失っているものの、市場はまだ本格的な底入れ局面を確認していないとみている。底値圏では通常、すぐに反発へ転じないとしたうえで、本格的な投げ売りはまだ起きていないとの認識を示した。

また、投資家の過度な強気が市場サイクルへの対応を難しくしているとも指摘した。2021年11月にビットコインが約6万9000ドルまで上昇した後の長期調整局面でも、6万ドル超で利益確定する余地は十分あったが、市場は10万ドル到達への期待に固執したと振り返った。

そのうえで当時について、10万ドル到達の可能性はあったものの、妥当な水準は8万5000ドル程度とみていたと語った。

直近2回のサイクルはいずれも厳しいマクロ環境と重なったとも分析した。トランプ政権下では市場に友好的な環境が生まれると予想していたが、関税などの要因が市場を動かす材料になったと述べた。ビットコインは、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利から1カ月後の2024年12月に10万ドルを記録した。

一方で、機関投資家の資金流入や現物ETFの登場後も、ビットコインは依然として伝統的な4年サイクルに従っているとの見方を示した。「機関投資家は売らないから今後も上がり続ける」との見方に対しては、機関投資家も売却局面では売ると指摘した。

Strategyとマイケル・セイラー氏による積極的なビットコイン買い増し戦略にも言及した。投資家は、企業への投資とビットコインの直接保有は別物だと理解すべきだと述べた。

そのうえで、自身であれば単一企業ではなく、ビットコインそのものに賭けるとした。

ターピン氏は暗号資産分野の初期投資家として知られる。Transform Venturesを通じ、Ethereum、Tether、WAXなど初期プロジェクトに関与した。2013年には、最初の公開トークン販売とされるMastercoinでアドバイザーを務め、その後はプエルトリコに拠点を移し、現地スタートアップへの投資や資金支援にも携わっている。

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