MakinaRocksは8月4日、HD Hyundai Heavy Industries向けに、造船工程の中核を担う溶接ロボットの異常検知AIモデルを開発したと発表した。フィジカルAIを活用し、正常時データをベースに構築したうえで、実機12台のデータを反映して精度を高めた。
今回のプロジェクトは、両社が2025年に締結した「ロボット工程効率化に向けたAI活用に関するMOU」の成果として実現したものだ。造船所の現場へのAIの早期導入を重視したという。
MakinaRocksによると、産業現場では実際の故障履歴データが限られるケースが多い。このため、正常運転データに基づく異常検知の手法を採用した。まず実験棟のデータを分析し、溶接ロボットで見られる主な異常兆候の発生要因やパターンを洗い出した。
その後、実際の造船所で稼働する溶接ロボット12台の実データを使い、モデルの精度を高めた。
MakinaRocksのユン・ソンホ代表は、「ロボットを含む産業現場では、物理資産データの制約を乗り越えてAIを現場で機能させる『フィジカルAI』が、グローバル製造業にとって避けて通れない技術トレンドになっている」とコメントした。
そのうえで、「HD Hyundai Heavy Industriesとの協業を通じて、造船現場で幅広く活用できるフィジカルAI技術の方向性を示したい」と述べた。
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