Amazonの時価総額が3日(現地時間)、初めて3兆ドル台に乗せた。第2四半期決算が市場予想を上回ったことを受けて買いが続き、株価は終値ベースで過去最高を更新した。
米CNBCによると、同日のAmazon株は前日比5.37%高の286.16ドルで取引を終えた。値上がり幅は14.58ドル。終値の過去最高更新は5月6日以来となる。
株価上昇の背景には、クラウド事業の拡大とAI需要の増加がある。Amazonの第2四半期の調整後1株当たり利益は1.97ドルとなり、市場予想の1.82ドルを上回った。売上高は2006億1000万ドルで、市場予想の1964億7000万ドルを超えた。
Amazon Web Services(AWS)の売上高は422億ドルとなり、市場予想の405億4000万ドルを大きく上回った。Amazonは、AWSの成長がAI需要の拡大に支えられたと説明した。
こうした業績を受け、会社は設備投資見通しも引き上げた。アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、AIインフラ拡大に伴ってメモリー価格が上昇しているとしたうえで、設備投資見通しを上方修正したと明らかにした。2026年の資本的支出見通しは2200億ドルとし、2月時点で示していた2000億ドルを上回った。
ジャシー氏は、需要に対応する供給能力がなお不足しているとの認識も示した。「この規模の投資でも、2026年の需要をすべて満たすには十分ではない」と述べ、「この傾向は2027年も続くとみている」と語った。さらに、「すでに確保している2028年の需要も驚くべき水準だ」と付け加えた。
こうした動きは、主要クラウド各社にも共通する。MicrosoftのAzureの売上高は会計年度第4四半期に43%増加し、Google Cloudも先週の決算発表で82%成長したと明らかにした。