Synopsysは8月3日、韓国法人のシミュレーション・分析(S&A)事業責任者にムン・ソンス氏を起用したと発表した。AltairやSiemens Digital Industries Softwareで要職を歴任した経験を生かし、韓国顧客との連携強化や、SynopsysとAnsysの統合シナジーの展開を進める。
ムン氏はAltairで韓国法人の代表を務めたほか、アジア太平洋(APAC)地域のシニアバイスプレジデント、日本・韓国地域統括のシニアバイスプレジデントなどを歴任し、10年以上にわたり地域事業を率いてきた。
その後はSiemens Digital Industries Softwareで、グローバルシミュレーション部門のバイスプレジデントを務め、シミュレーション事業のグローバル戦略を主導した。
キャリア初期にはKiaで車体安全性(Crashworthiness)エンジニアリングを担当していた。
今回の人事について、SynopsysでAPACのS&A事業を統括するムン・ソクファン氏(VP)は、「半導体、自動車、造船、防衛といった基幹産業を抱える韓国は、APACで極めて重要な戦略市場だ」とコメント。「ムン・ソンス氏は、多様な産業分野で組織改革とデジタルトランスフォーメーションをけん引してきた実績あるリーダーだ。韓国顧客との協業をさらに強化し、SynopsysとAnsysの統合による価値提案を広げるうえで適任だ」と述べた。
ムン氏は「Synopsys KoreaのS&A事業責任者に就任できることを大変うれしく思う。Ansysはここ数年で大きく成長し、エンジニアリングシミュレーション分野でリーダーシップを維持してきた」としたうえで、「SynopsysとAnsysの統合により、AnsysのポートフォリオとSynopsysのEDAソリューションが結び付き、大きなシナジーが生まれる」と説明した。
そのうえで、「韓国はグローバル売上高に大きく貢献してきた中核市場だ。顧客との連携を一段と深め、事業成長をさらに加速できるよう尽力したい」と述べた。