XRPは2026年8月にかけて下落圧力が強まる可能性がある。過去の値動きをみると、7月に上昇した後、8月に軟化し、9月に一部反発するパターンが複数回確認されているためだ。
The Crypto Basicによると、XRPはこれまでにも8月に下げた後、9月に下落分の一部を取り戻す動きを繰り返してきた。
足元のXRPは、2025年7月に付けた高値3.60ドルから下落し、1.08ドル台で推移している。前年7月の高値と比べると下落率は70%を超える。下落基調は12カ月続いており、市場では明確な反転シグナルを見極めようとする動きが続いている。
過去の事例には一定の共通点がある。XRPは2014年、2018年、2022年など中間サイクルに当たる年に、7月高、8月安、9月反発という流れを示した。市場環境はそれぞれ異なるものの、夏場の値動きには似た傾向が見られた。
2014年は7月に36%上昇したが、その勢いは続かなかった。8月は5.69%下落し、9月も4.51%下落した。一方、10〜12月は3カ月連続で上昇し、2013年のローンチ以降で初めて月次ベースの連続上昇を記録した。この間、XRPは0.0047ドルから0.0280ドルまで上昇し、上昇率は495%に達した。
2018年の下落局面でも、似た動きが見られた。XRPは数カ月にわたって弱含んだ後、8月に23%下落し、0.3349ドルまで値を下げた。その後は9月に買い戻しが強まり、73%上昇して0.5812ドルを付けた。ただ、反発は長続きせず、その後は再び下落基調に戻った。
2022年も同様だ。5月のTerraエコシステム崩壊を受けて市場の混乱が広がる中、XRPは上半期を通じて弱含んだ。7月は14.42%上昇したものの、8月は13.74%下落。9月には買い戻しが入り、46.79%上昇した。ただ、この反発も本格的な強気相場への転換にはつながらず、市場全体の本格上昇は2024年11月まで待つ必要があった。
2026年の値動きも、こうした過去パターンに近い。XRPは年初来で長期下落トレンドが続いている一方、7月は小幅高で終える可能性が高い。現時点での7月上昇率は3.91%。この流れが続けば、8月は再び売りに押され、9月に一部反発する展開が意識される。
もっとも、過去データは反発の限界も示している。2018年9月の73%高、2022年9月の46.79%高といった大幅な戻り局面でも、長期の下落トレンド自体がすぐに終わったわけではない。その後に上昇分の一部を吐き出す場面もあり、より力強い上昇は時間を置いてから現れた。
このため市場の焦点は、8月に調整が入るかどうかよりも、9月の反発が短期的な自律反発にとどまるのか、それともトレンド転換の兆しになるのかに移りつつある。過去の推移は夏場以降の反発余地を示す一方、反発だけで新たな強気相場入りを判断するのは難しいことも示している。