Kbankは8月3日、コード生成やシステム分析、社内情報の検索などの開発業務を支援する自律型AI「Agentic AI」を導入したと発表した。反復的なコーディングや資料探索にかかる時間を削減し、開発者がサービス設計や技術力の向上に集中できる環境を整える。
Agentic AIは、利用者が示した目標の達成に向けて必要な手順を設計し、複数のツールを活用しながら作業を進める自律型AI技術だ。
今回導入したシステムでは、開発者が実装したいサービス機能を入力すると、必要なコードを生成する。既存サービスの改善点の洗い出しやコードの点検を求めた場合は、システム構造を分析したうえで改善の方向性も示す。
特徴の1つは、社内ネットワーク上に構築した点にある。担当者情報、内部規定、開発標準、各種様式など社内システム上の情報を活用できるため、開発者は新機能の開発を進めながら、関連商品の担当者や適用が必要な内部規定を確認できる。
Kbankは正式導入に先立ち、2カ月間の試験運用を実施した。この期間に開発者50人が利用し、累計使用量は40億トークンに達した。同行は、開発者1人が1日当たり平均で300ページの書籍10冊分に相当するテキストを読み、分析する規模だと説明している。
今後は連携する社内システムを拡大し、Agentic AIを、開発や協業を支える統合AIプラットフォームへ発展させる計画だ。年内の構築を目指すGPUプラットフォームを基盤に、性能向上も進める。
Kbankは「Agentic AIは、反復的なコード作成や資料探索の負担を減らし、開発者がサービス設計と課題解決に集中できるよう支援するAI開発パートナーだ。今後はAI技術の内製化を進め、開発生産性と技術競争力を高めていく」とコメントした。