BNY Mellonは、ファンド持分の所有記録や投資家取引を管理する移転代行業務を、ブロックチェーン基盤のプラットフォーム上に移行する。市場参加者が共通で参照できる単一記録を整備し、個別データベースや手作業による照合への依存を減らす狙いだ。Cointelegraphが報じた。
移転代行は、投資ファンド持分の公式な所有記録を管理する業務だ。投資家取引の処理に加え、ファンド持分の発行・償還、所有権記録の更新、ファンドと投資家のコミュニケーション支援も担う。
これまで関連情報は、運用会社や受託機関、そのほかの市場参加者が持つ複数のシステムに分散して管理されてきた。このため、記録の突き合わせや照合がたびたび必要だったという。
BNY Mellonは、新プラットフォームを既存の移転代行業務と並行して運用する方針。移転代行記録をブロックチェーン上で管理し、市場参加者が共通で参照する単一記録を構築することで、個別データベースや手作業による照合への依存を抑える考えだ。
初期利用者には、英エディンバラに拠点を置く資産運用会社Baillie Giffordが含まれる。Baillie Giffordは、英国の規制下で初となる完全ネイティブのトークン化ファンドに、このプラットフォームを活用する計画だ。
今後は、BlackRockとBNY Dreyfusのマネーマーケットファンドおよびキャッシュマネジメント事業でも、トークン化ファンド向けに同サービスを利用する予定としている。
著者について