XRP(写真=Shutterstock)

XRPは、2018年以降に形成してきた長期の上昇三角形の中で下値支持を維持している。月足チャートでは重要な支持線を保っており、3.5733ドルを明確に上抜けた場合は、6.4413ドルと8.7614ドルが次の上値目標として意識されそうだ。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが23日、報じた。

足元のXRPは1.10ドル台で推移している。7月初めの始値1.0385ドルに比べて9%超高い水準だ。7月の高値は1.1828ドル、安値は1.0210ドル。短期的な上昇も見られるが、より重要なのは、価格が約8年かけて形成された上昇三角形の範囲内にとどまっている点だ。

月足の下値支持線は、2017年の安値を起点に、2019年の調整局面、2020年の推移局面、2022年の弱気相場の底を結ぶ形で示されている。安値が切り上がる構図となっており、複数の相場局面でより高い価格帯に買いが入ってきたことを示す。チャート上では、長期的な需要が維持されているサインとみられている。

一方、上値抵抗線は2018年の約3.3ドルの高値以降、戻り局面ごとに上値を抑える水準として機能してきた。XRPは2024年にこの抵抗線を一時上抜け、2025年7月には3.6ドルを超えたが、その後の調整で再び三角形の内側に戻った。ただ、現在の価格1.1314ドルは、上向きの下値支持線をなお上回っている。

市場で重要な支持線とみられているのが0.8369ドルだ。フィボナッチ・リトレースメントの0.33水準に当たる。この価格帯を維持できれば、2024年の上抜け後に生じた下落はトレンド崩壊ではなく、一時的な調整にとどまるとの見方が強まりそうだ。

上値の次の焦点は1.5620ドルで、フィボナッチ・リトレースメントの0.618水準に当たる。月足終値ベースでこの水準を上回れば、足元の調整局面が終盤に入ったシグナルとなる可能性がある。その先の抵抗帯としては、0.786水準の2.2477ドル、0.888水準の2.8035ドルが挙げられている。

長期的に最も重要な分岐点とされるのが3.5733ドルだ。フィボナッチの1.0水準で、上昇三角形の上値抵抗線とも重なる。2018年の相場高値局面ではこのゾーンで上値を抑えられ、2024年の上抜け局面でも上昇は限定された。月足終値で3.5733ドルを明確に超えれば、長年の抵抗帯を突破し、次の拡張局面に入る可能性がある。

その場合の第1目標は、フィボナッチ拡張の1.272水準に当たる6.4413ドル。次の目標は、1.414拡張線の8.7614ドルとされる。もっとも、これらの目標は、月足終値ベースで長期三角形の上値抵抗を確認して上抜けることが前提となる。

今後の焦点は3点に集約される。0.8369ドルの支持線を維持できるか、次に1.5620ドルを月足終値ベースで上回れるか、そして3.5733ドルを突破して長期抵抗を解消できるか。XRPの中長期トレンドを見極めるうえで、これらの水準が重要な判断材料になりそうだ。

キーワード

#XRP #暗号資産 #上昇三角形 #月足 #フィボナッチ・リトレースメント
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.