Paradigmの出資を受ける担保市場プラットフォームのSymbioticは、「Core V2」を公開した。リステーキングプロトコルとして始まった同社が、担保市場へ本格的に軸足を移すアップグレードとなる。今後は担保インフラの整備と製品構築に注力する方針だ。
The Blockによると、Symbiotic関係者は、Core V2について担保市場への転換を正式に示すアップグレードだと説明した。
Symbioticは、保険プールや信用プロトコル、実世界資産(RWA)ボルトなどのDeFiアプリケーションが、個別に資本を固定せず、共通の担保基盤を利用できるようにしたとしている。
Core V2の特徴は、資本が別の金融商品の担保として使われていない間も、運用収益を生み続けられる点にある。Symbioticのボルトに預けた資本は、未使用時にAaveやMorphoといった主要な貸出プロトコルへ自動的に振り向けられ、ベース利回りを確保する。担保が必要になれば、フレームワークが資金を自動的に引き戻す仕組みだ。
Core V2を基盤とする最初の製品「Liquid Lane」は先月公開された。単一のボルトで複数のトークン化資産の償還を同時に処理しつつ、裏付けとなる資本の運用を継続できるようにする。これにより、投資家はトークン化ファンドやプライベートクレジット商品を、数カ月に及ぶ償還期間を待たずに、ステーブルコインへほぼ即時に交換できるとしている。
Symbioticは2025年4月、Pantera Capital主導のシリーズAラウンドで2900万ドルを調達した。Coinbase Venturesなどが参加し、約100人のエンジェル投資家も名を連ねた。これに先立つシードラウンドでは、ParadigmとCyber Fundの共同主導で580万ドルを調達している。