XRP 写真=Shutterstock

XRPが持ち直しの動きを強めている。直近7日で8%超上昇したほか、対ビットコインの2時間足では短期のゴールデンクロスを形成した。オンチェーン指標でも投資家心理の極端な悪化が示されており、反発の下地になった可能性がある。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、XRPは4日、1日に付けた1.02ドル(約153円)から反発し、4日連続で上昇。1.14ドル(約171円)まで値を戻した。

今回の反発は、XRPが数日間にわたって1.00~1.07ドル(約150~161円)のレンジで推移した後に起きた。6月25日に記録した19カ月ぶり安値の1.01ドル(約152円)から水準を切り上げ、短期的な地合いの変化も意識されている。

特に対ビットコインの2時間足では、50本移動平均線が200本移動平均線を上回り、短期のゴールデンクロスが出現した。6月中旬以降の弱い流れに変化が生じる兆しとして受け止められている。

市場全体でリスク選好が持ち直したことも、XRPの反発を後押しした。Santimentは、主要暗号資産が株高に追随できない局面ではなくなったと指摘した。

同社は、数週間にわたる恐怖心理やETFからの資金流出、大口投資家の様子見、軟調なセンチメントが続いた後、買い手が主要なサポートライン近辺に戻りつつあると言及。4日の主要暗号資産の値動きが総じて堅調だったことも、こうした流れと重なるとした。

オンチェーン指標も、今回の上昇が単なるテクニカルリバウンドにとどまらない可能性を示している。XRPの30日MVRVと365日MVRVは、それぞれ約マイナス45%、約マイナス47%まで低下した。

これは短期保有者と長期保有者の双方が大幅な含み損を抱えていることを意味する。Santimentによれば、両期間の平均リターンを合わせてみると、12年超の取引履歴の中でもこれを下回る水準は確認されていないという。市場の極端な弱気が、かえって反発を促す要因になったとの見方だ。

実際、市場ではこうした大幅な含み損局面を逆張りのシグナルとみる向きがある。XRPは直近7日で8%超上昇し、損失拡大局面からいったん離れた。

U.Todayは、足元の上昇は収益性指標がある程度先行して示していた動きだと報じた。平均リターンが過去最低水準まで落ち込んだことが、安心感を背景とした反発を示唆したとしている。

市場では、1.00~1.05ドル(約150~158円)のレンジを押し目買いが入りやすい水準とみる向きも出ている。

一方、投資家心理については、3カ月ぶりの高水準となるFOMOに達したとの見方もある。ただ、価格はなお1ドル台にとどまっており、この反発が本格的なトレンド転換につながるかどうかは、追加の買いが続くかに加え、対ビットコインでの相対的な強さを維持できるかが焦点になると同メディアは伝えた。

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