XRP(写真=Shutterstock)

XRPが、2024年の上昇相場後では初めて200週移動平均線を下回って週足を終えた。長期的な節目を割り込んだことで、相場は短期反発に向かうのか、それとも下落基調を強めるのかが焦点となっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが2日(現地時間)に報じたところによると、XRPは2025年10~12月以降の下落基調のなかで、長期的な支持線とみなされてきた200週移動平均線を割り込んだ。

6月第1週の終値は1.155ドルで、同時点の200週移動平均線は1.189ドルだった。XRPがこの水準を週足終値で下回ったのは、2024年11月第1週以来となる。

足元のXRPは1.0584ドル近辺で推移する一方、200週移動平均線は1.20ドルまで上昇しており、同線に対する下方乖離も広がっている。

200週移動平均線は、およそ4年分の週足終値の平均を示す指標で、長期投資家の採算ラインを測る目安として使われる。価格がこの水準を下回って推移する局面では、中長期の保有層の採算が悪化している可能性が意識されやすい。

XRPは同線を割り込んだ後、3週連続で200週移動平均線を下回って推移しており、下回った状態が4週目に入った。

市場では、これをただちに反発局面入りを示すシグナルとは受け止めていない。200週移動平均線が支持線から上値抵抗に転じたことで、価格が再び同線に接近した場合には売り圧力が強まりやすく、短期的に戻しても上昇余地は限られるとの見方がある。

過去にも似た値動きはあった。2022年5月のTerraエコシステム崩壊時、XRPは約1年ぶりに200週移動平均線を下回って週足を終えた。その後は5週間にわたり同線の下で推移し、2022年6月には0.28ドルまで下落して、その局面の安値を付けた。

もっとも、安値形成の直後にトレンドが反転したわけではない。XRPが明確な上昇トレンドに入ったのは2024年11月で、安値形成から2年以上が経過した後だった。

2019年にも同様の局面があった。XRPは上昇局面の後に200週移動平均線を下抜け、5週間にわたって同線の下で推移した後、2019年9月に0.22ドルまで下落した。

当時は底打ちしたようにも見えたが、反発は長続きしなかった。その後は再び200週移動平均線を下回り、2020年3月には0.11ドルまで一段安となった。もっとも、この下落は新型コロナウイルスの影響が重なった例外的な局面とみられている。

その後、XRPは2021年1月に200週移動平均線を回復し、同年4月には1.96ドルまで上昇した。こうした過去の推移を踏まえると、現在の水準でも数週間以内に底値を付ける可能性は残るが、底打ちがそのまま新たな強気相場に直結するとは限らないことも示している。

今後の焦点は、仮に短期間で安値を確認したとしても、XRPが200週移動平均線を再び上回れるかどうかにある。外部ショックがなければ2022年時のように比較的早い段階で底打ちする余地はある一方、その後は急反発よりも、いったんの安心感による戻りと長期のもみ合いが先行する可能性が指摘されている。

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