Appleが2027年に、過去最大規模となる製品刷新に踏み切るとの見方が浮上している。iPhoneは年間6機種体制への移行が取り沙汰されており、AIを軸にしたウェアラブル、スマートホーム機器、M6搭載のMacやiPad Proも登場候補として注目を集めている。
米ITメディアの9to5Macは18日(現地時間)、BloombergでAppleを担当するマーク・ガーマン氏の見解として、2027年がApple史上「最大の新製品の年」になる可能性があると報じた。ガーマン氏は、今後2年で大規模な製品刷新が進む可能性も示している。
最大の焦点はiPhoneだ。市場では、Appleが2027年上半期に「iPhone Air 2」「iPhone 18」「iPhone 18e」を、下半期に「iPhone 20 Pro」「iPhone 20 Pro Max」「iPhone Ultra 2」を投入するとのシナリオが有力視されている。実現すれば、1年間でiPhoneを6機種発売するのは初めてとなる。
2027年はiPhone発売20周年に当たるため、記念モデルへの関心も高い。なかでもiPhone 20 Proシリーズは、極薄ベゼルに近いクアッドカーブドディスプレイの採用など、大幅なデザイン刷新が予想されている。業界では、同モデルが2027年のラインアップを象徴する存在になるとの見方が出ている。
ウェアラブル分野でも動きが見込まれる。ガーマン氏はこれまで、カメラ搭載の次世代AirPodsや「Apple Glass」の可能性に言及してきた。今回、新たな製品名への言及はなかったものの、AI機能を前面に押し出したウェアラブル拡充が、2027年戦略の柱になるとみられる。Apple Glassは、Metaのスマートグラスに対抗する次世代プラットフォームとして位置付けられているという。
スマートホーム市場への攻勢も強まりそうだ。Appleは現在、回転式のロボットアームを備えた卓上型ホームハブを開発中とされる。この製品は、既に知られている「HomePad」より大型のディスプレイと高い処理性能を備えるモデルとして取り沙汰されている。
こうした動きについて業界では、Appleがスマートホーム機器を単なる周辺デバイスではなく、独立したプラットフォームへ育てようとしている兆候だと受け止めている。
MacとiPadでも刷新が見込まれる。2027年には、M6チップを搭載した新型iPad ProやMacBook Airのほか、複数のMac製品が登場する見通しだ。発売の可能性が指摘されているMacBook Ultraも、投入時期次第では2027年のラインアップに加わる可能性がある。
Apple Watchについても新モデル投入の見方が出ている。ただ、具体的なモデル名や仕様は明らかになっていない。業界では、AI機能の強化とヘルスケア機能の拡充が主な進化ポイントになるとみている。
もっとも、これらはAppleの公式発表ではなく、現時点では業界予測に基づく見通しにとどまる。実際の発売時期や製品構成は、今後の開発状況によって変動する可能性がある。
それでも市場では、2027年がAppleの製品戦略における大きな転換点になるとの見方が強い。iPhoneの投入サイクル見直し、AIウェアラブルの拡充、スマートホームのプラットフォーム化、自社シリコンを軸とするエコシステム拡張が同時並行で進む可能性があるためだ。