LG AI研究院は7月31日、科学技術情報通信部が所管する「独自AI基盤モデルプロジェクト」の第2弾モデル「K-EXAONE 2.0」を、AIモデル共有プラットフォームのHugging Faceで公開した。Apache 2.0ライセンスを採用し、商用利用にも対応する。
「K-EXAONE 2.0」のパラメータ数は750B(7500億)で、第1弾モデルの236Bから3倍超に拡大した。
同研究院はあわせて、独自AI基盤モデルの性能評価に用いる9領域24ベンチマークの結果も公表した。それによると、「K-EXAONE 2.0」は24指標平均で70.1点となり、第1弾モデルの63.3点を10%超上回った。特に、コーディングとエージェンティックコーディングの領域では、主要3指標の平均性能が30%向上したという。
長文コンテキスト理解、エージェンティック、指示追従といった主要領域では、海外の先行モデルを上回る、または同等の性能を示したとしている。
対応言語も拡大した。従来の韓国語、英語、スペイン語、ドイツ語、日本語、ベトナム語に加え、新たにフランス語、イタリア語、ポルトガル語、ポーランド語に対応し、計10言語をカバーする。
同研究院の関係者は「国内のAI基盤モデルとしては最多の言語に対応している。ソブリンAIを国内にとどめず、グローバル展開につなげる足場を整えた」とコメントした。
安全性の強化にも注力した。LG AI研究院は、韓国固有の特性を踏まえつつ、グローバルな倫理基準に沿った安全性の向上を進めたとしている。
LG AI研究院の共同研究院長、イム・ウヒョン氏は「K-EXAONE 2.0は、単にパラメータ数の大きいモデルを作ったものではない。国内研究陣が750B級モデルの設計からデータ学習、分散学習、推論環境の構築まで、全工程を独自に完遂した点に意義がある。独自AI基盤モデルプロジェクトの中核目標である、グローバルフロンティアモデルと同等クラスで競争できる能力を確保した」と述べた。