LG Electronicsは6月19日、家電製品由来の廃冷媒の回収・再生と、リファービッシュ製品の実証事業を始めると発表した。同日、ソウル市江南区のポスコセンターで、気候エネルギー環境省や韓国環境公団などと「循環経済先導企業・産業団地育成・支援のための協約」を締結した。
協約にはPOSCO、Hyundai Steel、Samyang Foodsなど16社が参加した。電気電子、半導体素材、鉄鋼、食品の4分野で、再生原料の利用拡大や工程副産物の循環利用、包装材の改善、再使用・修理といった循環経済の取り組みを進める。
LG Electronicsは電気電子分野で、物流企業のLX Pantos、廃家電リサイクル企業のChilseo Recycling Center、再生冷媒メーカーのOwn R2 Tech、慶南テクノパークとコンソーシアムを組成した。「電気電子製品の廃冷媒回収・再生およびリファービッシュ体制構築事業」を推進する。役割分担として、LX Pantosが廃家電の回収・管理システムを担い、Chilseo Recycling Centerが冷媒の回収・抽出、Own R2 Techが精製技術の開発を担当する。慶南テクノパークは、自治体と連携した冷媒回収体制の整備や、制度と現場運用の実効性検証を担う。
廃冷媒の回収量は、2030年までに2024年比約7倍の年間81トンへ引き上げる計画だ。LG Electronicsは、これによる温室効果ガスの削減効果を約15万トンと見込む。乗用車約3万台の年間CO2排出量に相当する規模という。精製した高純度の再生冷媒は、新製品の生産やアフターサービスで活用する。
リファービッシュ事業では、回収、診断、修理、検証までの全工程を標準化する。外観、性能、安全性は新品と同等の基準で検査し、検証を終えた製品はLG Electronicsの法人向けモールを通じて、中小規模の事業者向けに優先的に販売する計画だ。
HS事業本部長のペク・スンテ副社長は、「顧客に新たな製品とソリューションを提供し、これまでにない顧客体験を実現すると同時に、炭素削減と資源循環を通じて持続可能な未来を築いていく」とコメントした。