Qualcommのクリスティアノ・アモンCEO(写真=Shutterstock)

Qualcommのクリスティアノ・アモンCEOは、40種類を超えるAI端末の設計を進めていると明らかにした。AIエージェントが今後はアプリの役割を担い、デジタル体験の中心もスマートフォンからエージェントへ移行するとの見通しを示した。

アモンCEOは16日、CNBCのポッドキャスト「The Tech Download」に出演し、スマートフォンやアプリの役割の変化、スマートグラスの将来性、新たな電子機器の登場、超小型端末向けチップアーキテクチャの方向性について語った。

その中でアモンCEOは、さまざまな端末形態に関する実験が活発化していると説明。「現在、40種類を超える端末を設計している。端末の形は非常に幅広い」と述べた。

ウェアラブル端末の例としては、アクセサリー、カメラ搭載のイヤーバッド、ピン、時計を挙げた。「常時身に着け、周囲の状況を認識して文脈を理解し、エージェントにアクセスして会話できる機器が中核になる」とした。

AIエージェントの役割については、銀行アプリを開いて取引履歴を探す必要はなく、エージェントが即座に呼び出してくれるケースを例示。「アプリがなくなるわけではないが、その役割は変わる。エージェントが新たなアプリになる」と語った。

今後のデジタル生活については、スマートフォン中心の構図から、エージェント中心へ移っていくと予測した。「スマートフォンもエージェントを軸に機能し、新しい端末もエージェントを中心に動く。人間の意図を理解し、代わりに処理するエージェントへと重心が移る」と述べる一方、スマートフォン自体が完全になくなることはないとの見方も示した。

スマートグラス市場についても強気の見通しを示した。現在の年間出荷台数は数千万台規模だが、数年以内に数億台規模へ拡大し、スマートフォン並みの大市場に成長し得るとした。

こうした端末の変化は、消費者向けハードウェア市場への新規参入を促す可能性があるとも指摘した。

さらに、これらの端末はAIモデルの学習に使われてきたデータを大きく上回る量のデータを収集するようになるとし、各社は将来のモデル学習やパーソナライズされたAI体験の提供に向け、データ確保を進めるとの見方を示した。

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