Bitmine(写真=Shutterstock)

Bitmineは直近1週間でEthereum(ETH)7万6882枚を追加取得し、総供給量に占める保有比率を4.66%へ引き上げた。保有目標として掲げる「供給量の5%」に対し、達成率は93%に達した。

Coinpostが16日付で報じたところによると、BitmineのETH保有量は14日時点で562万754枚。6月7日時点の554万3872枚から増加した。14日時点の保有ETHの評価額は約93億ドルで、暗号資産や現金、有価証券、投資資産を含む総資産は104億ドルだった。

同社の保有量は、総供給量1億2070万枚の4.66%に相当する。Bitmineは供給量の5%確保を目標に掲げており、今回の買い増しで目標達成が目前に迫った。

ステーキング規模も拡大している。Bitmineがステーキングに回したETHは471万8677枚に上り、これに基づく年間報酬は約2億1900万ドルになる見通しだ。トム・リー会長は、このステーキング報酬を優先株配当の財源に充てる考えを示し、継続的なキャッシュフローの確保に自信を示した。

Bitmineの戦略は、ETHを単に保有するのではなく、収益を生む財務資産として運用する点に特徴がある。大量保有したETHをステーキングに振り向け、継続収入を配当財源や追加投資に回す構えだ。

こうした運用方針は、値上がり益を主軸とするビットコイン中心の企業財務戦略とは異なる。一方で、ETH価格の下落やステーキング報酬率の低下は、配当財源の確保や運用計画に影響を及ぼす可能性がある。

資金調達も並行して進めた。Bitmineは6月10日、年率9.50%のシリーズA永久優先株350万株を1株80ドルで発行し、手続きを完了した。引受手数料などを差し引いた純調達額は約2億7380万ドル。銘柄コードはBMNP。

BMNPは16日からニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引を開始する予定で、配当は週次で支払う計画だ。Bitmineは、優先株発行による調達資金とステーキング収益を組み合わせることで、ETH保有の拡大と株主還元を並行して進める方針を打ち出している。

市場の関心は、Bitmineが供給量5%の保有目標をいつ達成するかに移っている。すでに達成率は93%に達しており、今後の追加取得や資産運用の動向が注目される。

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