中国のフィンテック大手Ant Groupが、スーパーアプリ「Alipay」にAIエージェント機能を組み込む大規模な刷新を試験している。Bloombergが6月14日に報じた。
報道によると、利用者が音声やテキストで指示すると、AIが配車の手配やコーヒーの注文、フードデリバリーの依頼などを実行する仕組みを導入する計画だ。「アバオ」は、利用者の承認を前提に、投資信託の購入などにも対応するという。現時点では社内テスト段階にあり、提供時期は明らかになっていない。
Tencentも、「WeChat」内でAIエージェントのプロトタイプを試験している。AlipayとWeChatはいずれも10億人を超える利用者を抱えており、これらの取り組みはスーパーアプリへのAI実装の先行例になる可能性がある。
Ant Groupは、2020年に予定していた上海と香港での新規株式公開(IPO)が中国当局によって中止され、融資事業への規制強化を受けて以降、AI分野へ注力してきた。2025年には、医療相談や簡単な調理補助に対応するヒューマノイドロボットも公開している。
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