画像=Sonny Dickson氏のX投稿より

Samsung Electronicsの次期折りたたみスマートフォンとみられる「Galaxy Z Fold 8」のモック画像が公開され、端末デザインへの関心が高まっている。現行のFoldシリーズより薄型化が進む可能性があるほか、画面比率の見直しも取り沙汰されており、製品名やラインアップ構成を巡る見方も浮上している。

TechRadarによると、著名リーカーのSonny Dickson氏は米国時間5月28日、Galaxy Z Fold 8とされるモック画像を公開した。モックは実機ではなく、サプライチェーンの設計情報を基に作られる試作用モデルで、アクセサリーメーカーがケース設計などに活用することが多い。

今回の流出で注目を集めているのは、本体の薄さと画面比率の変化だ。Dickson氏は展開状態のモックをGalaxy S25 Edgeと比較し、Xで「信じられないほど薄い」と投稿した。折りたたみ構造を維持しながら、通常のスマートフォンに近い薄さを目指している可能性がある。

一方、従来のFoldシリーズとは異なる画面比率については、SNS上で賛否が分かれている。「不自然に見える」「想像ほど薄くない」といった反応も見られた。

製品名を巡る観測も出ている。SamMobileによると、これまで「Wide」というコードネームで呼ばれていたモデルが、市場投入時にGalaxy Z Fold 8の名称を採用する可能性があるという。

これとは別に、現行Galaxy Z Fold 7の実質的な後継機が「Galaxy Z Fold 8 Ultra」として投入される可能性も指摘されている。

「Wide」という呼称は、新たな画面比率戦略とも結び付けられている。現在のブック型折りたたみスマートフォンは、閉じた状態では一般的なスマートフォンとして使える一方、開いた状態では正方形に近い画面になる機種が多い。

これに対し、今回流出したモックのように、より横方向に広い画面比率を採用した場合、展開時にタブレットに近い表示領域を確保しやすくなるとの見方がある。

特に、動画視聴やマルチタスクでは従来の折りたたみ機より有利になる可能性がある。市場では、Apple初の折りたたみ端末とされる「iPhone Fold」についても、4対3に近い広めのディスプレイを採用するとの見方が以前から指摘されてきた。

このためSamsung Electronicsが、Appleに先んじて画面比率の変更と超薄型デザインの方向性を打ち出そうとしているのではないかとの観測もある。Huaweiは、同様の方向性を持つ折りたたみデザインを先行して示している企業の1つとして挙げられる。

発売時期への関心も強い。業界では、iPhone Foldが9月にiPhone 18 Proとともに発表される可能性があるとの予測が出ている。あわせて、折り目を最小限に抑える新たなヒンジ技術の採用可能性も取り沙汰されている。

こうしたなか、Samsung Electronicsも薄型化と広い画面比率を武器に、市場の反応を先取りする狙いがあるとみられる。ただ、現時点で出回っているのはサプライチェーン起点のモック画像にとどまっており、実際の製品デザインや名称、ラインアップ戦略は今後変わる可能性がある。

今回の流出は、折りたたみスマートフォンの競争軸が単なる薄さだけでなく、画面比率やヒンジ技術、使い勝手全般へ広がっていることを示す動きとして受け止められている。

キーワード

#Samsung Electronics #Galaxy Z Fold #折りたたみスマートフォン #モック画像 #リーク #画面比率 #ヒンジ
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.