XRPの焦点は1.20~1.25ドル帯の攻防に移っている(写真=Shutterstock)

XRPは10月に約19%下落し、足元では1.20~1.25ドル帯で下値を固められるかが焦点となっている。1.2292ドルにはロングポジションの清算が集中しており、この水準を維持できるかが短期的な方向感を左右しそうだ。1日付でU.Todayが伝えた。

XRPは急落後、1.20~1.25ドルのレンジで推移している。下落の直接のきっかけは、Binanceで発生した63億ドル(約9450億円)規模のハッキングとされる。市場全体の投資家心理が悪化し、XRPにも売りが波及した。

一方、安値圏では大口の買い注文が入りつつあり、足元の流動性マップにはサポート形成の兆しも見えているという。

市場で注目されているのは1.2292ドルだ。CoinGlassのデリバティブデータによると、XRPの現物価格が1.2505ドル近辺にあるなか、その下にはロングの清算が集まる水準が形成されている。

今後24時間以内にこの水準を試す可能性は54%と示された。上値では1.4292ドル付近にショートポジションが溜まっており、反発時の抵抗帯になる可能性がある。

10月にはロングポジション3760万ドル(約56億円)が清算され、過度なレバレッジの解消が進んだ。こうした動きから、市場のポジション構造は以前より軽くなったとみられている。

U.Todayは、XRPが実質的に底値圏に張り付いた状態にあり、現行水準ベースで主要なロング清算ラインが1.2292ドルに位置すると指摘した。

テクニカル面でも、このレンジの重要性が意識されている。週足ではXRPが200週移動平均線に当たる1.25~1.28ドル近辺で推移している。

この価格帯は、8月の急騰が始まった水準でもある。日足オシレーターは36.85まで低下しており、U.Todayは、こうした売られ過ぎの局面が過去には上昇反転に先行して現れていたと伝えた。

需給面では、Rippleの年次イベント「Swell」後の変化も重荷になっている。新たなステーブルコイン「RLUSD」が、CoinbaseとRobinhood向けのカストディサービスを含む機関投資家向け商品の需要を吸収し、XRPへの直接需要が一時的に弱まったという。

この影響もあり、米国のXRP ETFの資産規模は14億2000万~14億7000万ドル(約2130億~約2205億円)に調整された。トークン価格の下落を反映した動きにとどまり、実質的な資金流入は見られていないとされる。

当面の焦点は、1.20~1.25ドル帯を維持できるかどうかだ。Binanceのハッキングを受けた急落がその後の買いで吸収されたことは、なお買い需要が残っているシグナルと受け止められている。

U.Todayは、買いが1.2292ドルを守り、日足平均線の1.3145ドルを回復できれば、現在のレンジが明確な底打ち水準として意識される可能性があるとの見方を示した。

一方、1.20ドルを割り込めば、下値余地が再び広がる可能性がある。その場合、XRPは8月安値とされる0.98~1.00ドルまで下押し圧力が強まる恐れがある。

短期的には、1.2292ドルを維持できるか、そして1.3145ドルを回復できるかが、XRPの次の方向性を見極める分岐点となりそうだ。

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