米国の成人の20%が、TikTokで定期的にニュースに接していることが、Pew Research Centerの調査で分かった。18〜29歳では39%に上り、若年層を中心にTikTokがニュース接触の場として存在感を高めている。
調査は2026年8月24日から30日にかけて、米国の成人5166人を対象に実施した。回答者全体の20%がTikTokで定期的にニュースに接すると答えた。2020年の3%から大きく伸びた一方、前年と比べると横ばいだった。
年齢別にみると差は大きい。18〜29歳は39%がTikTokで定期的にニュースに接すると回答した。30〜49歳は25%、50〜64歳は11%、65歳以上は4%だった。若年層ほどTikTokをニュース入手先として利用する傾向が鮮明となった。
TikTok利用者に限ると、この比率はさらに高い。TikTokを使う米成人の53%が、同プラットフォームで定期的にニュースに接していると答えた。
これは2020年の22%を大きく上回る水準だ。前年の55%からは小幅に低下したものの、FacebookとXの57%に近い水準となった。
各プラットフォームの利用率では、YouTubeが84%で最も高かった。Facebookは70%、Instagramは51%、TikTokは37%で、WhatsAppの33%、LinkedInの31%、Redditの25%、Xの18%を上回った。
一方、米成人全体のニュース接触先としてみると、Facebookが40%、YouTubeが34%でTikTokを上回った。Instagramは23%、TikTokは20%、Xは10%だった。
SNS上で活動する個人の影響力も広がっている。Pew Research Centerの別の調査では、米成人の21%が、時事問題を扱うニュースインフルエンサーから定期的に情報を得ていると答えた。
ニュース接触手段としてのSNS利用も広がっている。2026年には、米成人の59%がSNSで少なくとも「時々」ニュースに接すると回答した。
今回の調査は、短尺動画とSNSが、特に若年層を中心に主要なニュース流通経路として定着しつつあることを示している。