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フィジカルAI向け半導体・ソフトウェアを開発するSima.aiは、シリーズCで1億5000万ドル(約225億円)を調達した。企業価値は14億5000万ドル(約2175億円)。調達資金は、開発環境の拡充と次世代の組み込みAIコンピュート基盤の開発に充てる。米SiliconANGLEが28日(現地時間)に報じた。

Sima.aiは、フィジカルAI機器の中核を担う半導体とソフトウェアを手掛けている。

今回のシリーズCは、Fidelity Management & Research CompanyとAmplifyが共同で主導した。既存投資家ではAlter Venture Partners、Dell Technologies Capital、StepStone Groupが参加し、新規投資家としてAllianceBernstein、Baron Capital、JPMorganも加わった。

同社は調達資金を、フィジカルAI向けのエージェント型開発環境「Palette Knit」の拡張と、組み込みロボティクス向け次世代SoC「Modalix」の開発に投じる。新ハードウェアは、2028年上半期に1000TOPSを目指す。

創業者兼CEOのクリシュナ・ランガサイは、今回の調達により特定用途向けプラットフォームを拡大するための資源を確保し、NVIDIAと競合する体制を整えたとの考えを示した。Sima.aiは、NVIDIAのCUDAベースのハードウェアに比べて消費電力を抑えられる点を差別化要因としている。

NVIDIAの「Jetson AGX Thor」シリーズは2000FP4 TOPS級で、大型ヒューマノイドロボットや複雑な自律機械向けに設計されている。一方、「Jetson T2000」と「Jetson T3000」は、それぞれ約400TOPS、865TOPS級で、中型ロボットアームや大型配送ドローンを想定した製品だ。これに対しSima.aiは、カスタムシリコンとソフトウェア支援を組み合わせることで、数時間から数日で導入できるとしている。

Sima.aiは、次世代ハードウェアを軸に、中・上位クラスのドローン、ヒューマノイドロボティクス、自動車の先進運転支援システム(ADAS)などへ事業領域を広げる計画だ。

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