ビットコインは9月としては2012年以来の大幅高となる可能性が高まっている。写真=Shutterstock

ビットコインが、歴史的に軟調となりやすい9月としては異例の上昇を見せている。月初来の上昇率は約10.1%に達し、2012年以来の大幅高となる可能性が高まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが22日(現地時間)に報じたところによると、ビットコインの9月の上昇率は足元で約10.1%。2012年以降では最も高い水準にある。2012年9月の上昇率は約13.1%で、月末までの値動き次第では今年がこれを上回る可能性もある。

もっとも、2012年9月の上昇率は、集計元や終値の定義の違いによって差がある。MarketO Dataは同月の上昇率を22.1%としているが、この基準でも2026年9月の上昇は2012年以降で最も強い部類に入るとの見方が出ている。

今回の上昇が注目を集めるのは、9月がビットコインにとって長らく下落しやすい月とされてきたためだ。実際、2017年から2022年までの6年間は、9月の月間リターンが連続でマイナスだった。

いわゆる「9月の呪い」は2023年に破られ、2024年と2025年も9月は上昇している。ただ、今年の上昇率はこの2年を上回るペースだ。

足元の戻りも急だ。ビットコインは直近7日間で約13.8%、30日間で約11.6%上昇。21日には一時8万7000ドルを超え、1月以降の高値を付けた。

相場を支えたのは資金流入だ。米国の現物ビットコインETFには21日だけで約9億9900万ドルの純流入があった。デリバティブ市場では大規模なショートスクイーズも発生し、上昇に弾みをつけた。

今回のラリーで、ビットコインは年初来の下落分の大半を埋め戻した。一方で、2026年通年でみれば、依然として横ばい圏にとどまっている。

現在の価格は、昨年10月6日に付けた過去最高値12万6080ドルをなお約31%下回る水準にある。

長らく続いた「9月安」からの脱却が意識される中、市場の関心は月末までに上げ幅をどこまで広げられるかに移っている。もっとも、9月の月間リターンが確定するのは取引終了後となる。

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