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中国の電池メーカーSunwodaは9月20日(現地時間)、電気自動車(EV)向けに、バッテリー残量10%から97%まで9分で充電できる15Cの超急速充電電池を発表した。室温時の急速充電性能に加え、低温環境での充電性能や寿命保証もあわせて打ち出し、超急速充電分野での競争力をアピールした。

EV専門メディアElectrekによると、同社は中国・山東省棗荘市で開かれた電池産業関連のカンファレンスで、この技術を披露した。

Sunwodaによれば、室温では1分の充電で約100km相当の航続距離を回復できる。充電時間は、バッテリー残量10%から70%までが5分、10%から97%までは9分としている。

同社は、超急速充電の実現には熱管理が重要になると説明した。短時間に大電力を受け入れるほど発熱が大きくなるため、安定した充電性能を確保するうえで、電池温度を制御する技術が不可欠だとしている。

また、これらの性能は室温条件で実現できると強調した。低温下でも充電性能を維持できるとし、氷点下20度では15分の充電で約700km相当の航続距離を回復できると説明。同条件でも、バッテリー残量10%から97%まで充電可能だとしている。

寿命面では、超急速充電による劣化への懸念に対し、10年または30万kmの保証条件を提示した。超急速充電の回数にも別途制限は設けないとしている。

Sunwodaはすでに、Geely、Dongfeng、GACなど中国の自動車メーカーに電池を供給している。今回の発表では、電池セルの性能競争にとどまらず、充電インフラやエネルギー管理分野へ事業領域を広げる方向性も示した。

同社はあわせて、太陽光発電、エネルギー貯蔵システム(ESS)、超急速充電システムを組み合わせたエネルギーエコシステムも公開した。EV充電拠点を単なる充電設備ではなく、発電・蓄電・供給を一体化したエネルギープラットフォームとして構築する構想だ。

さらに、エネルギー企業やマイクログリッド分野での直接協業の可能性にも言及した。電池メーカーとして完成車メーカーにセルを供給する従来モデルから、電力網や充電インフラを含むエネルギー事業へと裾野を広げる狙いがうかがえる。

EV市場では、航続距離の拡大と並んで、充電時間の短縮が主要な競争軸になっている。Sunwodaは今回、充電速度だけでなく、氷点下20度での性能、寿命保証、さらに充電インフラとエネルギー管理までを一体で提示した。今後は、実車への適用時期や自動車メーカー各社の採用動向が、商用化の行方を見極めるポイントになりそうだ。

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