今秋にも「MacBook Ultra」が投入されるとの観測が浮上している。写真=Reve AI

Appleが今秋にも、新型ノートPC「MacBook Ultra」を投入するとの観測が浮上した。薄型軽量の新設計に刷新するほか、Macとして初のタッチ対応やOLEDディスプレイの採用、前面カメラ形状の見直しなどが取り沙汰されている。

9to5Macが20日(現地時間)に報じたところによると、新モデルは現行のMacBook Proより薄く軽いデザインを採用する見通しだ。Appleの「Ultra」ブランド拡大の一環となる可能性がある。

最大の焦点はハードウェアの全面刷新だ。Bloombergは、新モデルが現行MacBook Proを大きく見直す抜本的な再設計になると報道。当初は新デザインのMacBook Proとして登場するとの見方もあったが、足元では「MacBook Ultra」の名称を採用するとの観測が強まっている。

もっとも、どこまで薄型化・軽量化を進めるかはなお不透明だ。ポート数がMacBook Proより減る可能性も指摘される一方、プロ向け需要を意識する以上、大幅な削減には踏み込まないとの見方もある。

プロセッサについては、次世代のM6 Pro/M6 Maxではなく、M5 Pro/M5 Maxを継続採用する可能性が高い。Bloombergのマーク・ガーマン氏は、AppleがM6 ProとM6 Maxの計画を取りやめ、上位のM7系チップ開発を前倒ししていると報じた。このため、年内モデルはMacBook Proと同じM5 Pro/M5 Maxを搭載し、後継機でM7系へ移行する可能性がある。

もう一つの注目点は、Macで初めてタッチ対応が実現するかどうかだ。ガーマン氏によると、Appleはタッチ機能をキーボードやトラックパッドの代替ではなく、補助的な入力手段として位置付けている。macOS「Golden Gate」もタッチ操作の使い勝手を高めつつ、非タッチ環境でも支障なく利用できるよう最適化されるとみられる。

ディスプレイには、Macとしても初めてOLEDを採用する見通しだ。OLEDは黒の表現力やコントラスト、視野角に優れるほか、バッテリー駆動時間の改善も期待される。iPhoneはすでに全モデルでOLEDを採用しており、iPad Proも2024年にタンデムOLEDを導入した。Macだけが例外だった流れが、ここで変わる可能性がある。

前面カメラの処理も見直される可能性がある。2021年モデルのMacBook Proで採用されたノッチを廃し、新モデルではホールパンチ型の開口部を採用するとの見方が出ている。さらにソフトウェア面では、ダイナミックアイランドの搭載可能性も取り沙汰されている。iPhoneのようにカメラ領域をソフトウェアで処理するだけでなく、macOS上の新たな情報表示スペースとして活用される可能性がある。特に、この領域がSiri AI関連の表示に使われるとの観測もある。

セルラーモデル投入の可能性も残る。Appleはこれまでセルラー対応Macを投入していないが、C2モデムが今秋のiPhone 18 Proに採用される可能性があるとの見方から、Macへの展開を予想する声も出ている。ただ、今年のMacにセルラー機能が加わるかどうかは現時点では不透明だ。

仮に「MacBook Ultra」として発売されれば、単なるスペック更新にとどまらず、入力方式や表示技術、外観設計を含むMacノート全体の再構築と位置付けられそうだ。AppleがMacBook Proとの差別化をどう進め、プロ向け戦略をどう整理するかが今秋の焦点となる。

キーワード

#Apple #MacBook Ultra #OLED #タッチ対応 #M5 Pro #M5 Max #macOS
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.