写真=ITCEN Global

ITCEN Globalは、実物金を裏付け資産とする金トークン「KGLD」を軸に、保管から流動化、収益化、日常決済までを一体化した金融エコシステムの構築を加速している。関連法の成立も追い風となり、子会社事業を含む事業基盤の強化につなげる考えだ。

同社は、金を単にデジタルトークンとして発行するだけでなく、保管、流動化、収益化、日常決済までを一つの仕組みとして結び付ける戦略を打ち出している。

これに先立ち、同社は実物金50トン規模を裏付け資産とするKGLDの発行計画を公表した。あわせて、RWAベースの金口座「ゴールド・スタンダード・ウォレット」構想も発表している。

国会は20日、本会議で「宝飾産業の基盤造成および振興に関する法案」(宝飾産業振興法)を可決した。法案の柱は、宝飾業への登録制導入と宝飾産業振興団地の造成だ。登録制が施行されれば、これまで監督が及びにくかった無資格・無登録の流通業者が市場から排除されることになる。ITCEN Globalは、登録事業者に対する政策資金や設備、基盤施設の支援根拠も整備された点を強調した。

ITCEN Globalの子会社は、KGLD向け実物金の調達、保管、流通を担うインフラを備える。同社は、今回の法施行が事業にプラスに働くとみている。

ITCEN Globalの関係者は「グローバル金市場の核心は、金を単純にトークン化することではなく、それを既存の金融インフラにいかに接続するかにある」と述べた。そのうえで、「当社は海外市場でも通用する規制対応と受託の仕組みを整え、グローバル金融機関との接続性を強化することで、単なる金トークン発行企業にとどまらず、アジアのデジタル金金融インフラを代表するプロジェクトへ成長していく」とした。

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