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Ethereumの急反発を受け、高レバレッジのショート戦略で利益を積み上げてきた著名トレーダーが約4900万ドルの損失を被った。市場全体でもショートポジションの清算が相次ぎ、1日で約29億9000万ドル相当のレバレッジポジションが清算された。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが20日(現地時間)に報じたところによると、Ethereumのショートで知られる「pension-usdt.eth」は、今回の急騰局面で大きな損失を計上した。これにより、23回続いていた勝ち越しも途切れた。

損失は、Ethereumが2000ドルを下回る水準から2300ドル超まで急伸する過程で発生した。相場が想定と逆方向に動いたことでショートの強制清算が連鎖し、買い戻しがさらに上昇圧力を強めるショートスクイーズにつながった。

暗号資産市場全体でも清算規模は急拡大した。1日で清算されたレバレッジポジションは約29億9000万ドルに上り、影響を受けたトレーダーは17万2000人を超えた。

内訳を見ると、ショート側への集中が目立つ。清算総額のうち約27億4000万ドルがショートポジションで、ロングポジションは約2億5650万ドルにとどまった。全体の91%超が下落を見込んだポジションだった計算になる。

主要銘柄別では、Bitcoinの清算額が約14億2000万ドル、Ethereumが約11億3000万ドルだった。今回の相場急変では、この2銘柄が清算拡大の中心となった。

価格上昇がショートの清算を呼び、清算に伴う買い戻しがさらに相場を押し上げる構図が鮮明になった。Ethereumの下落に賭けて収益を積み上げてきたpension-usdt.ethにとっては、逆方向の急変動が致命的な打撃となった。

テクニカル面でも強い動きが確認された。Ethereumは大陽線をつけて出来高が急増し、日足の相対力指数(RSI)は80を上回った。価格は1875ドル、1935ドル近辺の移動平均線を順次回復し、長期の主要移動平均線とされる2125ドル前後も上抜けた。

市場では今後、Ethereumが2125ドル近辺を下値支持線として維持できるかが焦点になっている。この水準を保てれば、今回の反発が単なるショートスクイーズにとどまらず、トレンド回復につながる可能性が高まる。

一方で、短期的な過熱感を警戒する見方もある。RSIが80を超え、テクニカル面では買われ過ぎの領域に入っているためだ。今回の上昇はショート清算が大きな引き金となっただけに、現物の新規買いが続かなければ上昇の勢いが鈍る可能性もある。

今回の事例は、高い勝率がレバレッジ取引のリスクを打ち消すわけではないことを改めて示した。23回連続で利益を上げていても、相場が逆方向に急変すれば、1回の失敗でそれまでの収益を大きく損なう可能性があるためだ。

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