Dogecoinなどミームコインの上昇が目立った。写真=Shutterstock

Dogecoinやビットコインなど主要暗号資産がそろって反発している。こうした動きを受け、Dogecoinの共同創業者であるビリー・マーカス氏はX(旧Twitter)で「暗号資産は戻ったのか」と投稿し、市場の先行きに関心が集まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、20日(現地時間)のDogecoinは記事執筆時点で前日比10%高の0.0771ドルで推移した。前日の安値0.069ドルから切り返し、取引時間中には0.078ドルまで上昇。その後はいったん上げ幅を縮小したものの、足元では0.081ドル前後で取引されているという。

今回の上昇は、Dogecoin単独の動きではない。ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど複数の暗号資産が同時に買い戻される展開となっている。マーカス氏は、これらの暗号資産に加えS&P500の値動きを示した画面をXに投稿し、「暗号資産は戻ったのか」「2026年の悪夢は終わったのか」と書き込んだ。

投稿に示された値動きでは、S&P500の上昇率が0.21%にとどまったのに対し、暗号資産の上昇幅はそれを上回った。市場では、今回の反発が短期的なテクニカル要因による戻りなのか、それともリスク資産全体への選好回復を示すシグナルなのかを見極めようとする動きが強まっている。

背景には、市場センチメントの変化もある。投資家は19日に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を消化している。議事要旨では、大半の委員が7月会合での金利据え置きを支持した一方、一部の委員は利上げを選好していたことが示された。

もっとも、この内容は株式市場では明確な買い材料として受け止められにくく、S&P500の上昇も限定的だった。一方、暗号資産市場ではより強い反発がみられた。

暗号資産市場は、昨年10月の大規模なフラッシュクラッシュ以降、数カ月にわたって売り圧力にさらされてきた。当時は190億ドル規模の清算が発生したとされる。そうした局面を経た後の急反発だけに、単なる短期上昇以上の意味を持つかどうかが注目されている。

ただ、相場の方向転換を断定するのはなお早い。マーカス氏が投げかけた「暗号資産は戻ったのか」「2026年の悪夢は終わったのか」という問いに答えを出すには、なお時間が必要だ。

今後数週間から数カ月にわたって上昇基調が続いて初めて、今回の反発は一時的な急騰ではなく、相場回復の始まりとして受け止められる可能性がある。Dogecoinを含む主要暗号資産がその後も上昇を維持できるかが、次の焦点となる。

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