デイビッド・シュワルツ氏のAI生成イメージ 画像提供:Reve AI

Rippleの元最高技術責任者(CTO)であるデイビッド・シュワルツ氏は19日、自身のXRP保有量の減少を説明する中で、創業初期にRipple株を多く保有していたと明らかにした。もっとも、株式の保有数や取得価格、現在も保有している持ち分の規模は公表していない。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、シュワルツ氏はX(旧Twitter)上で自身のXRP保有状況が話題になった後、報酬の規模に関する質問を受け、「初期にRipple株をたくさん集めていた」と答えた。

発言のきっかけとなったのは、同氏によるXRP保有量の説明だ。過去のピーク時には約2600万枚を保有していたが、現在は約200万枚水準まで減ったという。この説明を受け、あるユーザーがXRPをすべて売却したのかと質問。さらに別のユーザーが退職時の報酬も相当額だったのではないかと推測したことから、シュワルツ氏は創業初期の株式保有にも触れた。

ただ、今回の発言だけで資産規模や報酬水準を具体的に見積もるのは難しい。株式の保有数や取得単価、足元で残っている持ち分は明らかにされていないためだ。

シュワルツ氏はRippleの創業メンバーの1人。XRP Ledger(XRPL)は2012年6月、シュワルツ氏、ジェド・マッケイレブ氏、アーサー・ブリト氏によって初めて公開された。その後、クリス・ラーセン氏が加わり、2012年9月にNewCoinを設立。のちにOpenCoinへ社名を変更し、現在のRippleへとつながった。

同氏は当初、主任暗号学者としてRippleに参画し、2018年にCTOに就任した。昨年末には経営の一線から退き、名誉CTOに移行した。その後、取締役に加わったほか、XRP関連企業Evernorthで戦略顧問も務めた。

今回の発言が注目を集める背景には、足元でのRippleの企業価値上昇がある。Rippleは昨年11月に5億ドル(約750億円)を調達し、企業価値は400億ドル(約6兆円)と評価された。その後、7億5000万ドル(約1125億円)規模の自社株買いプログラムを経て、現在の企業価値は500億ドル(約7兆5000億円)とされる。

資金調達も続いている。Bloombergによると、Rippleのプライムブローカー事業は最近、プライベートデット市場で2億7500万ドル(約412億円)を調達した。債券の満期は2031年で、表面利率は8.25%。また、Ripple Primeのシニア無担保債は、格付け会社KBRAからBBB格付けを取得した。

こうした状況を受け、市場の関心はシュワルツ氏個人のXRP保有の増減だけでなく、創業初期に取得した株式と足元の企業価値上昇にも向かっている。持ち分の詳細はなお非公表だが、「初期に株を多く集めていた」との説明は、同氏がRippleの成長による恩恵を受ける立場にある可能性を改めて意識させる内容となった。

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