LG CNSは8月20日、ソウル・江南の高級住宅「タワーパレス」に四足歩行の警備ロボットを導入すると発表した。住宅施設管理を手掛けるTower PMCと連携し、今後2カ月間の実証を経て、2026年内の実運用開始を目指す。
両社は8月19日、ソウル・マゴクのLGサイエンスパーク本社で、セキュリティロボット・ソリューションサービスの構築に向けた業務提携を締結した。
実証では、タワーパレスの敷地内でロボット導入に向けた技術検証を進める。LG CNSは、四足歩行ロボットに敷地内の空間情報や走行ルート、転倒や火災など異常時のデータを学習させる計画だ。
ロボットは共用スペースや地下駐車場を自律巡回し、不審者の発見や、電気自動車、充電設備の異常高温などを検知した場合、管理室に通知する。搭載した双方向の音声通信機能を通じて、管理者が現場の状況をリアルタイムで確認できるという。
学習と運用には、LG CNSのロボティクス・トランスフォーメーション(RX)プラットフォーム「Physicalworks」を活用する。学習プラットフォーム「Physicalworks Forge」と統合管制プラットフォーム「Physicalworks Baton」を組み合わせ、ロボットの学習から業務運用までを一元管理する。
LG CNSによると、Physicalworksの活用により、従来は数カ月を要していたロボットの導入期間を1~2カ月に短縮できるという。
今後は、警備ロボットがごみを発見した際に清掃ロボットへ作業を要請するなど、異なる種類のロボットが自律的に連携する運用体制の構築も進める方針だ。
Tower PMCのカン・ミンス代表は「LG CNSとともにAIベースの警備ロボットを導入し、より安全で差別化された居住サービスを提供する」とコメントした。
LG CNSでスマート物流センター・ロボット事業を担当するミョン・チャンゴク常務は「今回の協業は、フィジカルAI技術が実際の居住環境で顧客価値を生み出す事例だ」としたうえで、「Physicalworksを基盤に、さまざまなロボットが実業務を担い、相互に連携するAIロボットサービスを拡大していく」と述べた。