画像=DeepL

DeepLは8月20日、法務AIプラットフォーム「Harvey」の文書翻訳機能に採用されたと発表した。Harveyの利用者は、100以上の言語に対応するDeepLの翻訳機能を使い、文書の構成や書式を維持したまま、法務文脈や専門用語を踏まえた多言語翻訳を行えるようになる。

Harveyは、グローバル法律事務所や企業の法務部門向けにAIを活用した法務支援を提供するプラットフォーム。現在は70カ国、2400超の組織で導入され、20万人超の弁護士が利用しているという。

今回の連携により、Harveyの利用者はプラットフォーム上に文書をアップロードし、任意の言語へ翻訳できる。翻訳時には、原文の内容だけでなく、文書の構成や書式も保ったまま出力する。

DeepLは今後、Harvey上の文書翻訳全体の3分の1以上を担う見通しだ。

Harveyは採用理由として、DeepLの文脈に基づく翻訳性能に加え、用語集のカスタマイズ機能や幅広いファイル形式への対応を挙げた。DeepLは、エンタープライズ顧客と有料サブスクリプション顧客のデータを保存しないほか、GDPR準拠、SOC 2 Type II、ISO 27001認証などのセキュリティ体制も備えるとしている。

Harveyのプロダクトマネジャー、ローレン・オー氏は、「Harveyの顧客は、複雑かつ重要な文書を日常的に扱っており、文書翻訳は最も利用頻度の高い機能の1つだ」と説明。「DeepLのAI文書翻訳を統合したことで、法務チームは複数言語にまたがる業務を、正確性と文書品質を保ちながら、より迅速かつ円滑に進められるようになった」と述べた。

DeepLの創業者兼CEO、ヤレク・クティロブスキー氏は、「法務業務では、多様な形式の数百ページ規模の文書や、複雑な文脈を持つ文書を扱う場面が多い」と指摘した上で、「DeepLは、こうした複雑な文書処理を前提に設計している」とコメントした。

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