Canon EOS 5D Mark IV(左)とSony α7R VI(右)。写真=Canon Korea、Sony Korea

初めてレンズ交換式カメラを購入するなら、DSLRよりミラーレスを選ぶ方が有力だ。最新のAF機能や動画性能、新レンズの開発がミラーレスに集中しているうえ、市場でも主流になっているためだ。

米Engadgetは18日(現地時間)、初めて一眼カメラを買う際は、ブランドや予算、レンズに加え、DSLRとミラーレスのどちらを選ぶかが重要な判断材料になると報じた。入門向けのAPS-Cからプロ向けのフルフレームまで製品の選択肢が広がっており、多くの初心者にとってはミラーレスの方が選びやすいとしている。

両者の大きな違いは構造にある。DSLRは、レンズから入った光を内部のミラーで反射させ、光学ファインダーに導く仕組みだ。シャッターを切る際にはミラーが跳ね上がり、イメージセンサーが光を受けて記録する。

これに対しミラーレスはミラーを持たず、光をセンサーに直接取り込む。センサーが捉えた映像を背面モニターや電子ビューファインダーに表示する方式を採る。

ミラーレスはセンサーが常時シーンを読み取るため、広い範囲でAFを使いやすい。人物の瞳や動物、車などの被写体を自動で認識できる点も特徴だ。

撮影前に露出の変化を確認しやすく、電子シャッターを使えばミラー駆動なしで高速連写にも対応できる。ファインダーで見える映像が撮影結果に近いことも、初心者には利点になる。

一方、DSLRにも強みはある。光学ファインダーは画面表示を常時必要としないため、一般にバッテリーの持ちが長い。

画質面でDSLRが不利というわけでもない。優れたセンサーとレンズを使えば、DSLRでもミラーレスでも高い画質が得られるという。Engadgetは、ミラーレスの優位性は純粋な画質よりも、AF、連写、動画撮影、使い勝手の総合力にあるとした。

サイズについても、ミラーレスが常に大幅に小さいとは限らない。ミラーを省くことでボディーは小型化しやすいが、大型の望遠レンズを組み合わせると、システム全体の大きさや重量の差は小さくなる。

すでにDSLRを使っている場合は、判断が変わる。Canon EFやNikon Fのレンズを複数所有し、現状に満足しているなら、多額の費用をかけて直ちにミラーレスへ移行する必要性は高くない。

既存レンズはアダプターを介してミラーレスで活用する方法もある。加えて、DSLRは中古市場で比較的安価に入手しやすいという利点も残っている。

ただ、新たにカメラシステムをそろえるのであれば、市場はすでにミラーレス中心に移っている。Engadgetによると、2025年のレンズ交換式カメラの出荷量の約9割をミラーレスが占めた。

Nikonも2020年発売のD6以降、新たなDSLRを投入しておらず、Zシリーズのミラーレス製品群を拡充している。

DSLRは今でも十分に高品質な写真を撮れるカメラだ。ただ、2026年に初めてカメラとレンズのシステムをそろえるなら、今後の新製品投入やレンズ展開、技術進化まで見据えると、ミラーレスを選ぶ方が合理的だといえそうだ。

キーワード

#ミラーレス #DSLR #レンズ交換式カメラ #AF #電子ビューファインダー #APS-C #フルフレーム #Canon #Nikon #Sony
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.