写真=Shutterstock

Ethereum Foundationは、次期アップグレード「Glamsterdam」の検証に向けた公開テストネット「Platåberget」を公開した。フォークは8月20日に予定しており、ePBS、ガス価格調整、Block-Level Access Lists(BALs)、新たなビルダーAPIフローなどを重点的に検証する。

Platåbergetは、Glamsterdamの初期段階の検証を目的とした公開テストネットだ。Ethereum Foundationは8月17日に公式ブログで公開を発表し、アップグレード後のEthereumが公開環境でどのように動作するかを確認する場と位置付けた。

このテストネットは短期運用の試験ネットワークだが、従来の短命なdevnetとは性格が異なる。Ethereum Foundationは、数カ月にわたって維持する安定的なテスト環境として運用する方針を示している。

これにより、コミュニティはGlamsterdam適用後の環境を事前に試し、長期運用のテストネットであるSepoliaとHoodiに反映される前に問題を洗い出せるようになる。

バリデーター参加もオープンな形で設計した。ネットワーク規模は比較的小さいものの、誰でも参加できる構成とし、新たなバリデーターの登録に加え、バリデーターとビルダーのデポジット手順も試せるようにした。

実行レイヤーでは複数の変更を盛り込む。GlamsterdamではBALsを導入する。これは、ブロック単位でアクセスされた状態情報や取引後の変更内容を記録する必須のアクセスリストで、データはブロック本体とは別に保存される。実行レイヤーのピア間ではeth/71でやり取りされる。

ガスコスト体系も見直す。今回のガス価格調整は、ガス下限を約2億とすることを想定したコスト変更パッケージだ。最大ガス上限を固定値で前提としているツールは影響を受ける可能性があり、大容量コントラクトや大きな初期コードにも対応する。

デプロイ可能な最大コントラクトサイズは24KiBから64KiBへ、最大初期コードサイズは48KiBから128KiBへ拡大する。あわせて、将来の互換性を見据えたコンセンサスデータ構造も含まれる。

一連の変更からは、Glamsterdamがブロック生成の仕組みと実行環境の双方を見直すアップグレードであることがうかがえる。PlatåbergetでePBSやビルダーフロー、ガス体系の変更によってどのような課題が表面化するかが、その後のSepoliaとHoodiでの検証、さらにはメインネット適用前の重要な確認ポイントとなりそうだ。

キーワード

#Ethereum #Glamsterdam #Platåberget #ブロックチェーン #テストネット #ePBS #ガス価格調整 #BALs #ビルダーAPI
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.