XRPが、ビットコインとイーサリアムに対する相対パフォーマンスの面で転換点を迎えつつあるとの見方が浮上している。XRP/ETH比率については、エリオット波動の第4波調整を終えて第5波の上昇局面に入る可能性を指摘する声がある一方、年末までは相対的な弱さが続くとの慎重な見方も出ている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が17日(現地時間)に報じた。市場分析家のダーク・ディフェンダーは、Xに投稿した2週足のXRP/ETHチャートをもとに、XRPが「離陸の準備を進めている」との見解を示した。
同氏は、短期的にはイーサリアムになお上昇余地があるとしつつ、その後はXRPがビットコインとイーサリアムの双方を上回る可能性があると主張した。
同氏が示したチャートでは、XRP/ETH比率は第4波のレンジ内で推移している。これは上昇再開前の一時的な調整局面と解釈されている。注目水準としては、0.0004141ETH近辺のフィボナッチ比率30%と、0.0005487ETH近辺の38.2%が示された。XRP/ETH比率は直近で0.000532ETH前後となり、38.2%水準に接近していた。
第5波の目標として同氏が挙げたのは0.002238ETH水準。チャート上ではフィボナッチ拡張の361.8%に相当するという。このシナリオが現実になれば、XRPは次の暗号資産サイクルでイーサリアムを大きく上回る可能性があるとの見方につながる。
一方、市場の見方は割れている。別のXRP分析家であるチャートナードは、XRP/ETHの見通しについて「確実なものはない」とし、より慎重な姿勢を示した。同氏は、年末までXRPがビットコインとイーサリアムに対して弱含みを続ける可能性があるとみている。
チャートナードは、弱気相場の終了後には、資金がまず相対的に安全とされる大型資産へ向かいやすいと説明した。この場合、流動性はまずビットコインに流入し、その後にイーサリアム、XRPへと波及する可能性があるという。こうした流れが続けば、XRPはとりわけビットコインに対して弱含みが続き、ビットコインが下落した場合には、イーサリアムやXRP、他のアルトコインにも追加の下押し圧力が及ぶと指摘した。
実際の値動きもなお軟調だ。CoinMarketCapによると、XRPは1ドル(約160円)前後で取引された。心理的節目とされる1ドルを下回ったのは先週以降で3度目となる。
イーサリアムは約1910ドル(約30万5600円)で推移した。年初来では約36%高い水準で、XRPに比べて相対的な強さを維持している格好だ。
もっとも、こうした局面でもXRPが弱気相場の終盤にあるとの見方は残っている。ただ、下落が続けば0.70ドル(約112円)付近まで下値余地が広がるとの警戒もある。一方で、一部の分析家は、XRPが高値の3.66ドル(約586円)から73%超下落していることを踏まえ、下値リスクより上昇余地のほうが大きいとみている。
当面の焦点は、XRPが対イーサリアムで第4波調整を終えて反発に転じるのか、それともビットコイン主導の資金移動が続くなかで相対的な弱さを一段と強めるのかにある。
ダーク・ディフェンダーはXへの投稿で、次のように述べた。
「XRP-ETHペアでは、XRPは第4波を完了し、滑走路上にある。ETHは今後数日でさらに上昇する可能性があるが、その後はXRPがビットコインとイーサリアムの双方を上回るだろう」