画像=Rippleのステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」、Ripple公式サイトより

Rippleは17日、XRP Ledger(XRPL)上で自社ステーブルコイン「RLUSD」を追加発行した。一方、Ethereum上では焼却を継続しており、両ネットワーク間で供給配分を調整する動きが鮮明になっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、今回の発行は約5時間の間に2回に分けて実施された。足元で鈍化していたXRPL上のRLUSDの動きが、再び活発化した可能性がある。

コミュニティーベースの追跡プラットフォーム「RL Tracker」の集計では、Rippleは同日、まず1000万ドル相当のRLUSDを発行し、約5時間後に2000万ドルを追加発行した。

Rippleは14日にも同様の動きを見せている。この日は約1000万ドルを発行した後、1時間足らずで2000万ドルを追加発行した。これにより、14日以降にXRPLで新規発行されたRLUSDは累計6000万ドルに達した。

市場では今回の動きについて、単なる発行拡大ではなく、ネットワーク間の供給調整との見方も出ている。同じ期間、RippleはXRPLでは焼却を記録していない一方、EthereumではRLUSDの焼却を続けたためだ。

17日には、Ethereumで1000万ドル分を焼却した直後に、XRPLで同額を発行した。さらにEthereumで500万ドル分を追加で焼却し、その数時間後にXRPLで2000万ドル分を上積みした。結果として、ネットワーク間で供給を振り向けた格好となった。

もっとも、直近30日間の純供給増加ではEthereumがXRPLを上回っている。RL Trackerによると、RLUSDの総供給量は現在17億3100万ドル。このうちEthereumでは、直近30日で3億7900万ドルを発行し、1億7600万ドルを焼却した結果、純増は2億300万ドルとなった。

一方、XRPLでは同期間の発行額が4億900万ドルとEthereumを上回ったものの、焼却額も4億1200万ドルに達した。このため純増はマイナス300万ドルとなった。7月末から8月中旬にかけて大規模な焼却が相次いだ影響が反映されたとみられる。

特に14日は、EthereumでRLUSDが1億1100万ドル発行された一方、焼却は500万ドルにとどまった。

それでも足元の供給残高では、XRPLがEthereumをなお上回る。総供給17億3100万ドルのうち、XRPLは8億7949万9000ドル、Ethereumは8億5151万8000ドルだった。

市場の関心は今後、RippleがRLUSDの供給軸を再びXRPLに移すのか、それともEthereumと並行する現在の構造を維持するのかに向かいそうだ。足元の発行・焼却の記録を見る限り、Rippleは両ネットワークの流通量を調整しながら、総供給の拡大も進めている。

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