韓国情報通信振興協会(KAIT)は8月19日、国家公認の民間資格「デジタル情報活用能力(DIAT)」の科目を見直し、「情報通信常識」を「情報通信AI常識」に改編すると発表した。2027年1月の定期検定から適用する。
今回の改編は、7月に科学技術情報通信部と韓国職業能力研究院の審査を経て決まった。従来のPCや通信環境を中心とした基礎知識に加え、AI時代に必要な素養を幅広く評価できるようにする狙いがある。
新科目では、AIの概念や動作原理、生成AIの活用、生成結果の分析・検証、AI倫理、デジタルリテラシーなどを総合的に問う。
試験は「情報通信の理解」「AIの理解」「デジタル社会の理解」の3領域で構成する。
「情報通信の理解」では、コンピュータやデータ、プログラム、ネットワークなど、デジタル技術の基本原理への理解度を測る。
新設する「AIの理解」では、AIの基本原理や生成AI、日常生活での活用例などを扱う。AIに適切な指示や質問を行う力に加え、生成された結果を検証し、適切に活用する能力も評価対象とする。
「デジタル社会の理解」では、個人情報保護や情報セキュリティ、AI倫理、ディープフェイク、偽情報といったデジタル環境の主要な課題を扱う。AIが生成した情報について、事実性や信頼性、バイアスの有無を見極め、安全かつ責任を持って活用できるかも問う。
「情報通信AI常識」は、国家公認の民間資格DIATを構成する1科目。資格取得者は、高校の生活記録簿に記載できるほか、単位認定や一部機関での採用優遇などの特典を受けられる。
初回の定期検定は2027年1月23日に実施する。詳細はKAIT資格検定サイトで確認できる。