FortinetがAIセキュリティ企業Virtue AIを買収すると、SecurityWeekが8月18日(現地時間)に報じた。AIモデルや対話型アプリ、自律エージェント向けの保護・ガバナンス機能を自社基盤に取り込み、AIセキュリティ機能を拡充する狙いだ。
報道によると、Virtue AIはAIモデル、対話型アプリケーション、自律エージェントを対象とした企業向けセキュリティ・ガバナンスプラットフォームを提供している。自動化テスト、リアルタイム保護、コンプライアンス管理を支援するのが特徴だ。
同社は、100超の攻撃アルゴリズム、数百の攻撃ベクトル、リスク分類を活用し、自動レッドチーミングによって脆弱性を洗い出す。AIエージェントシステムについては、企業利用を想定した数十のシナリオで、ツール利用やシステムアクセス、多段階の実行フローを評価するという。
Fortinetは今回の買収により、モデル、アプリケーション、AIエージェントシステムを横断したAIセキュリティ機能を強化できるとしている。Virtue AIのレッドチーミング機能に加え、エージェント保護・ガバナンス、常時AI検証、実行時ガードレールを自社プラットフォームに統合する方針だ。
Virtue AIは2025年に、シードとシリーズAで計3000万ドルを調達している。
Fortinetの創業者兼CEO、ケン・シェー氏は、「AIは企業のコンピューティング環境を根本から変えつつあり、セキュリティも同じスピードで進化しなければならない」とコメントした。さらに、「Virtue AIの技術は、AIシステムをライフサイクル全体で管理・保護し、企業が大規模環境でも安心して運用できるようにするという当社のビジョンを前進させる」と述べた。