OpenAIは19日、13〜17歳の利用者向けに、年齢に応じた学習支援機能と安全対策を標準で備えた「ChatGPT for Teens」の提供を開始すると発表した。
同社システムが利用者を18歳未満と推定した場合や、年齢登録で13〜17歳と登録した場合、利用環境は自動的にティーン向け設定へ切り替わる。
「ChatGPT for Teens」は、通常版より安全対策を強化したのが特徴だ。自傷、暴力、摂食障害、危険行動、露骨な性的・暴力的コンテンツといった高リスク分野について、発達段階にそぐわない内容に触れる可能性を抑えるため、モデルと製品の両面で保護措置を講じる。
応答面では、ChatGPTが10代の利用者に恋愛感情を示したり、情緒的な依存を促したりするような振る舞いを抑制する。自らに感情や意識があるかのような応答も制限し、一定時間の利用後には休憩を促す通知も表示する。
学習支援機能も10代向けに拡充した。課題の答えを直接求める利用者には、学習モード「Study Mode」の利用を促し、段階的に解法を学べるようにする。あわせて、クイズ機能や学習の進み具合を把握できる機能も提供する。10代の利用者本人または保護者が指定した時間帯に、Study Modeを既定でオンにする「Study Hours」も導入する。
保護者と連携したアカウントでは、利用を制限する時間帯「Quiet Hours」の設定や、一部設定の管理が可能になる。一部の高リスクのケースでは、保護者に通知が送られる仕組みにも対応する。
OpenAIは、AIが教室外での学習を補助する一方、教育現場でのAI活用の在り方は教員が主導すべきだという考えを、今回の製品設計に反映したとしている。