Mitsubishi UFJ Asset Managementが、ビットコイン保有企業Strategyの株式保有を積み増した。追加取得は5万3430株で、保有株数は36万613株に増加。ビットコインへの間接的なエクスポージャーを拡大した格好だ。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが18日(現地時間)に報じた。従来の保有株数は30万7183株で、今回は約17.4%の増加となる。保有分の評価額は約3500万ドルとみられる。
もっとも、今回の投資はMitsubishi UFJ Financial Group(MUFG)本体による直接投資ではない。保有主体はMUFGの100%子会社であるMitsubishi UFJ Asset Managementだ。
Strategyは、世界最大級のビットコイン保有企業として知られ、ビットコインを中核的な財務資産として組み入れてきた。今回の株式取得により、Mitsubishi UFJ Asset ManagementはStrategy株を通じてビットコイン価格への間接的なエクスポージャーを高めたことになる。
同社のStrategy投資は以前から確認されている。13F開示ベースでは、2011年にMicroStrategy株を約2000株保有し、2013年3月には約3700株を届け出た。その後はしばらく開示上で保有が確認されなかったが、2023年に再び保有が確認された。
とりわけ2023年以降は積み増しのペースが加速している。2023年9月時点の保有は14株にとどまっていたが、2024年末には約10万3000株に増加。2025年3月31日時点で30万7183株となり、今回の開示で36万613株まで拡大した。
日本の機関投資家によるStrategy株投資の広がりも続いている。Nomura HoldingsやSumitomo Mitsui Trust Holdingsなど、日本の主要金融機関も相応のMSTRエクスポージャーを持つ投資家としてみられている。
こうした動きは、日本企業のビットコイン投資戦略の変化とも重なる。東京市場上場のMetaplanetは、2024年4月にビットコインを中核的な財務準備資産として採用して以降、保有を拡大してきた。
日本の金融業界では、ビットコインを直接保有するだけでなく、Strategyのようなビットコイン保有企業の株式を通じて価格上昇の恩恵を取り込む戦略も広がりつつある。
市場では今後、Mitsubishi UFJ Asset Managementを含む日本の機関投資家が、Strategy株へのエクスポージャーをさらに積み増すかどうかに関心が集まっている。2023年以降にMSTR保有を急速に拡大してきただけに、今後の開示でも追加取得が続くかが焦点となりそうだ。