政府は8月18日、独自AI基盤モデル(以下、独パモ)事業の2次評価結果を公表した。Upstage、SK Telecom、LG AI Researchの3社が3次評価に進む。政府はあわせて、3次評価以降の支援方式や競争体制の見直しを検討していることも明らかにした。
当初計画では、政府は3次評価を経て最終的に2社を選定する。選ばれた企業は2027年の1年間で、世界トップ級モデルの95%水準の性能を持つAIモデルの開発を進める。
リュ・ジェミョン科学技術情報通信部第2次官は、2次評価結果の説明会で、世界のフロンティア企業によるモデル性能の向上が急速に進んでいると指摘した。そのうえで、現行の支援規模や競争体制のままで世界的な流れに対応できるかについて、参加企業と継続的に協議してきたと説明。3次評価では一定の見直しがあり得るとの見方を示した。
一方で、政府予算がまだ確定していないため、具体策の公表は難しいとした。ただ、現行の競争方式にとどまらず、フロンティア企業のモデルに匹敵する水準を目指せる競争体制へ再編すべきだとの認識は共有していると述べた。
科学技術情報通信部によると、政府は独パモとは別に、フロンティアAI事業の予算についても協議を進めている。リュ次官は、下半期に実施する独パモの3次評価と、2027年に予定する新たな競争体制との関係については、予算確定後に改めて説明するとした。
3次評価の実施方法についても、1次、2次評価で得た経験を踏まえ、補完すべき点を点検する方針だ。参加する3社との協議を経て、できるだけ早期に確定し、公表するとしている。
科学技術情報通信部は説明会後、独パモの3次評価は当初計画通り進めるとの立場を改めて示した。
同部は、世界的なAI競争の加速に対応するため、フロンティア級AIモデル開発に向けた検討を進めていると説明した。あわせて、フロンティア級モデル開発の検討では、既存の独パモ事業やAGIプロジェクトなど関連事業との連携や再編も視野に入れるとしている。
また、同部は、独パモの第4段階を継続するかどうかを含め、フロンティア級モデル開発に関する事業方針を近く公表する予定だ。