米大手トレーディング会社のJane Streetが、BitwiseのXRP現物ETFを120万株超保有していることが分かった。2026年4〜6月期のフォーム13Fで明らかになったもので、3カ月前の2万605株から約60倍に増えた。
18日付のCoinPostによると、この保有拡大はJane Streetが米証券取引委員会(SEC)に提出した13Fで判明した。
もっとも、この動きをそのままXRPに対する強気の長期投資と受け取るのは難しい。Jane StreetはETFやオプションの取引で知られる大手マーケットメーカーであり、今回のポジション拡大も市場形成や裁定取引の一環である可能性があるためだ。
実際、同社はBitwise以外のXRP現物ETFについても保有を開示した。対象にはFranklin Templeton、Grayscale、Canary Capital、21Sharesが運用する商品が含まれる。
Bitwiseの比重は大きく高まった一方、全体としては複数のXRP現物ETFに資金を振り向ける分散保有の構図となっている。
こうした動きは、機関投資家マネーがXRP現物ETF市場にどう向き合っているかを示す材料といえる。Jane Streetは流動性供給や裁定取引に強みを持つことで知られており、大口保有の増加も単純な方向感の表明とは限らない。
CoinPostも、今回の保有増加について、XRPへの単純な長期投資判断とは異なる可能性があると指摘した。
BitwiseのXRP現物ETFは、2025年11月にCanary CapitalのETFがウォール街で取引を開始してから数週間後に上場した。規模面では、Franklin TempletonやGrayscaleなどの競合商品と比べても、最大規模のXRP現物ETFに位置付けられている。
機関投資家の保有動向は、これまでも市場の関心を集めてきた。2025年12月31日時点の13F開示では、Goldman SachsがXRP関連ETFの最大保有機関として報告されたこともある。
その後、Bitwise、Franklin Templeton、Grayscale、Canary Capital、21Sharesなど複数の運用会社が、2025年11月以降に相次いでXRP現物ETFを上場した。これに伴い、機関投資家がどの銘柄に資金を配分するのかへの注目も高まっている。
今回のJane Streetの開示は、XRP現物ETF市場が単一商品中心ではなく、複数の運用会社の商品に機関投資家資金が分散する局面に入ったことを示している。Bitwiseの保有が120万株を超えたことで、今後はどの機関がどの運用会社の商品にどれだけ配分するのかが、市場の重要な注目点となりそうだ。