Shiba Inuの取引所流入が急増している。ただ、流出もそれ以上に増えており、需給の改善だけで下落基調が反転したと判断するのは難しそうだ。
ブロックチェーンメディアのU.Todayは17日(現地時間)、Shiba Inuの取引所関連指標が足元で大きく動いたものの、実際の需給構造はなお弱気寄りだと報じた。
7日移動平均ベースの取引所流入は短期指標で約128%増加し、直近24時間でも87.76%増えた。取引所への総流入量は1.9%増の約1475億7000万SHIBだった。
ただ、流入増をそのまま反発シグナルとみるのは早計だ。取引所への流入は売却可能なトークンの増加を意味しやすく、売り圧力を強める要因になり得るためだ。実際、取引所流出も同期間に4.27%増の2346億2000万SHIBとなり、純フローは約マイナス870億500万SHIBだった。
大口取引でも同様の傾向が確認された。主要10取引所ベースの流入量は約33億2000万SHIBだったのに対し、流出量は9.86%増の45億1000万SHIBと、流出が上回った。
取引所外への移動が進んだことで、潜在的な売り圧力は一定程度和らいだとみられる。取引所保有量は0.1%減の約87兆3200億SHIBとなった。ただ、価格は0.00000443ドル近辺で推移し、主要移動平均線を下回っている。
短期的な抵抗帯は0.00000447〜0.00000457ドルに位置し、上値の目安として0.00000490ドルが示された。長期移動平均線は0.000577ドルで、現在値との乖離は大きい。
モメンタム指標も明確な反発の兆しを示していない。相対力指数(RSI)は44前後にとどまり、相場の弱さを映す水準にある。取引所需給の改善だけでは、Shiba Inuの下落トレンドを反転させるには力不足との見方につながっている。
今後の焦点は、純流出の継続が実需の買いにつながるかどうかだ。取引所保有量の減少は供給面では前向きな材料になり得るが、需要が伴わなければ価格反発には結び付きにくい。0.00000457〜0.00000490ドルの抵抗帯を明確に上抜けできなければ、弱気基調が続く可能性が高い。
今回の動きは、取引所流入の急増だけでは相場の方向感を判断しにくいことを示している。Shiba Inuは純流出と取引所保有量の減少という供給面の改善を示したものの、価格の持ち直しには需要の回復とテクニカル上の抵抗線突破が欠かせない。