XRPは17日、週足終値が0.9925ドルとなり、2024年11月以来初めて1ドルを下回った。節目として意識されてきた1ドルを週足ベースで維持できず、目先は0.9874ドル近辺の支持線を保てるかが焦点となっている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、先週末の終値は0.9925ドルだった。これまで心理的な節目とされてきた1ドルを下回って引けた格好だ。
注目されるのは、先週にかけて1ドル近辺で下値を支える動きが繰り返された後に、最終的にこの水準を割り込んだ点だ。XRPは11日に0.9910ドルまで下落したものの、その後は買い戻しが入り、当日は1.03%高で引けた。
13日にも0.9975ドルまで下げたが、再び1ドル台を回復し、0.38%高で取引を終えた。
ただ、14日は売り圧力が強まり、0.9874ドルまで下落して年初来安値を更新した。日足終値も1ドルを下回り、日足ベースで1ドル割れとなるのは2024年11月以来となった。
週明けにかけては再び1ドル台に戻したものの、基調はなお弱い。現在は節目の1ドル近辺を推移しているが、下値不安は払拭されていない。
足元の値動きは、支持線を何度も試した末に下抜け、その後は抵抗線に転じるという過去のパターンにも重なる。
実際、XRPは6月中旬から下旬にかけて1.1304ドルの支持線を繰り返し試した後、6月23日にこれを下抜けた。その後、1.1304ドルは抵抗線へと転じた。
7月末から8月初旬にかけては1.06ドル近辺でも同様の動きがみられた。8月6日にこの水準を下抜けた後は、1.06ドルも抵抗線となった。
こうした流れを踏まえると、1ドルの節目にも同様の売り圧力がかかっているとみられる。再テストが繰り返されたことで支持力が弱まり、週足終値ベースで維持できなかったことが重しとなっている。
また、XRPはフィボナッチ・リトレースメント0.888に当たる1.0057ドルもすでに下回っている。
市場では、次の支持帯として0.9874ドル近辺が意識されている。この水準を明確に割り込めば、次の下値めどとしてフィボナッチ1.272に当たる0.9443ドル、その下ではフィボナッチ1.414の0.9226ドルが視野に入る。
一方で、1ドル台を回復しても、その水準に定着できなければ、従来の支持線が新たな抵抗線に変わる可能性がある。
テクニカル指標も弱さを示している。XRPの日足相対力指数(RSI)は36.65まで低下しており、下方向への圧力の強さを示唆している。
もっとも、RSIは一般に売られ過ぎの目安とされる30をまだ下回っていない。このため、短期的な反発余地が完全に失われたわけではない。
目先の焦点は、1ドルを回復できるか、そして0.9874ドルの支持線を維持できるかにある。節目を守れれば下げ渋る余地がある一方、維持に失敗すれば0.94ドル台、0.92ドル台まで下値を探る展開も想定される。