既存の自転車に電動アシスト機能を追加できる「Oxiis E250G1」。写真=ASUS

ASUSは、既存の自転車に後付けできる電動アシストキット「Oxiis E250G1」を発表した。完成車の電動アシスト自転車に買い替えることなく、モーターとバッテリーを追加できるのが特徴だ。

海外メディアGIGAZINEの17日付の報道によると、Oxiis E250G1はモーターと着脱式バッテリーを一体化したユニットで、シートポストに装着して使う。モーターのローラーがタイヤに直接接触し、走行をアシストする仕組みだ。

駆動系やブレーキを大きく変更せず導入できるのも特徴の1つ。ASUSは、ギアやブレーキを交換せず取り付けられるよう設計したとしている。ワイヤレスのケイデンスセンサーも同梱し、センサー用ケーブルをフレームに配線する必要がない。

モーター出力は定格250W、最大500W。勾配に応じてアシスト量を自動調整する「Adaptive Boost Technology」を搭載した。走行モードはエコ、ノーマル、スポーツの3種類で、本体のボタンまたはAndroid/iOS向けの「ASUS Oxiis」アプリから切り替えられる。

バッテリー容量は158.4Wh。ASUSによれば、航続距離はエコモードで約50km、スポーツモードで約10km。バッテリーは取り外し可能で、100W対応のUSB-C PD充電器を使えば約2時間で充電できる。電動アシスト装置でUSB-C充電を採用した点も特徴としている。

重量はバッテリー込みで3.7kg。16〜29インチおよび700C規格、最大幅60mmまでのタイヤに対応する。シートポスト径は25.4〜34.9mmで、シティバイクやロードバイク、折りたたみ自転車などに装着できる。

一方で、フルサスペンション車やカーボン製シートポストには対応しない。凹凸の大きいブロックタイヤも推奨していない。背面には制動を検知するスマートテールライトを備える。

最高速度は仕様上32km/hで、一部地域では25km/hに制限される。電動アシスト自転車を巡る規制は国や地域によって異なるため、利用にあたっては現地の法規制を確認する必要がある。ASUSも、使用地域の交通法規や速度制限を確認するよう案内している。

Oxiis E250G1は、完成車を新たに購入せず、手持ちの自転車を電動アシスト化したいユーザーを想定した製品といえる。導入のしやすさが強みとなる一方、装着の容易さや走行時の安定性、地域ごとの法規制への適合が普及の焦点になりそうだ。

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