Bitmineのイメージ(写真=Shutterstock)

Bitmineはこの1週間でEthereum(ETH)を9926枚追加取得し、総保有量を581万5164枚に引き上げた。17日時点のEthereum流通量1億2070万枚に対する保有比率は4.8%で、同社が掲げる「流通量の5%保有」目標の96%に達した。

ブロックチェーンメディアのCoinPostが8月18日に報じた。

Bitmineは、今回の買い増しにより、暗号資産や現金同等物などを含む総保有資産が114億ドル(約1兆7100億円)に達したと明らかにした。内訳にはBitcoin 210枚のほか、現金・有価証券7800万ドル(約117億円)も含まれる。ETHを軸とする財務戦略を始めてから14カ月で、目標達成が目前に迫った形だ。

市場では、単なる保有量の拡大以上に、BitmineがETHの比重を高め続ける背景に関心が集まっている。Bitmine会長のトム・リー氏は、ETH/BTC比率が0.02994まで上昇し、長期の下落トレンドを上抜けたと評価。そのうえで、トークン化とエージェント型AIの実用化を市場が織り込み始めた兆候だとの見方を示した。金融緩和が続けば、暗号資産市場の追い風になる可能性があるとも指摘した。

リー氏は過去の相場局面との類似性にも言及した。ETH/BTC比率の動きは、2017〜2018年のICO、2020〜2021年のNFT、2025年のステーブルコインを巡る局面でも見られたと説明。今回は、ウォール街によるブロックチェーン基盤のトークン化と、エージェント型AIの活用拡大が背景にあるとの認識を示した。

Bitmineは自社株買いも進めている。すでに公表している40億ドル(約6000億円)規模の自社株買いプログラムの一環として、この1週間で170万株を取得した。7月以降の累計取得数は2080万株に達した。

リー氏は、デジタル資産を財務戦略の中核に据える企業の中でも、今回の自社株買いは最大級の規模になると述べた。BitmineがETH保有の拡大と株主還元を並行して進める姿勢を鮮明にした格好だ。

今後の焦点は、5%目標の達成時期とその後の資本配分に移る。追加取得を続けるかに加え、ETH/BTC比率の上昇に対する同社の強気な見方が、実際の財務戦略の拡大につながるかが注目される。

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